ミラーレス中判機という甘美な響き。富士フイルム「GFX」
初めてデジタル一眼を買ったのが Canon のKiss X4だった。思えば結婚のタイミングだったと思う。ビデオを撮影する仕事もあってセミプロクラスの重くて大きなビデオカメラを担いで撮影していた僕だったけども、単焦点レンズとAPS-Cサイズのセンサーが作る映画みたいな映像はまあまあ衝撃的だった。
手の中に収まるサイズなのに、まさに写真のような映像。
APS-Cのレンズ資産を生かすために未だに現役で使っている。
ガジェットやらカメラやら、それなりに好きな僕の憧れと言えば「フルサイズ機」と言われる35mmフィルム換算でそのままのセンサーサイズを持っている機種群。Canonの普及機で言えば6Dあたり。
いつかはフルサイズ機が欲しいなぁと思っていたわけだけども、二人目が生まれるタイミングで念願のフルサイズ機、ミラーレスフルサイズの「α7Ⅱ」を買った。レンズがそこそこ高いので1つしか持ってないけども、なるほどのボケ味、なるほどのシャープな解像感に満足度もすごかった。
「Sony α7Ⅱ」使い始めのレビュー。これは最強のパパカム * prasm
でだ、しばらくはレンズを買い足しながらフルサイズな日々を過ごそうと思っていたわけだけども。
中判ミラーレスデジタルカメラシステム GFX | 富士フイルム
富士がこんなんを放り込んできた。
1インチコンデジやレンズ交換式カメラも出してはいたのだけども、フルサイズじゃないし、と自分に言い聞かせて見ないようにしてきた。
写真好きやカメラマンから富士やばいよと評判を聞く度にメチャクチャ気にはなっていた。
が、なんというか、35mmフルサイズの約1.7倍となる43.8×32.9mmのセンサーって、これ、スペック至上主義の僕にはたまらなく甘美やん。
でかいことはいいことやん。
フルサイズなのに小さいα7ユーザーの僕としてはセンサーサイズはでかいけども、でかいカメラなんて持ち歩けないわけだけども、
これ、どう考えても思っている以上に小さいやん。
このレンズ3本で一生遊べるやん。
光学機器はやはりセンサーサイズとレンズ性能のどちらも重要で、富士フイルムはとうとうそのどちらもを揃えて来やがった感。
一生ソニーとツァイスと添い遂げる覚悟を持っていた僕がめちゃくちゃ揺らいでいる。揺らいでいるっていうか、多分買う。
三人目を作るしかない。
文:シンタロヲフレッシュ
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