僕の仕事は自信を持たせること

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僕の仕事は自信を持たせること

バリスタ

仕事で大きめのイベントに企業ブースを出しました。

キッザニアのように子供たちだけが入ることが出来る会場で、お仕事体験をしてもらうイベントです。

僕が所属している会社はIT系の企業なので子供たちにはホームページを作る体験をしてもらいました。

具体的に言えば、こちらで用意した商品のキャッチコピーを二人一組になって考えて、ミラーレス一眼で物撮りをして、サイトに反映させる体験。作ったサイトはパスワード保護して、後から両親に見せることが出来るシロモノです。

お仕事体験をしてもらうのは小学校高学年。時期的に言えば、新4.5.6年生。10-12歳くらいまでの子供で男女比で言えば7:3、8:2くらいで女の子が多かったです

ザックリとはこちらで説明をするのですが、さあキャッチコピーを考えよう! でスラスラと候補を書き出せる子供はやはり少ない。いや、実際には幾つか思いついているんでしょうけども、それをスッと手元のメモに書き込んで、我々スタッフに提示するのもハードルが高いのだと思いました。

いやはや、もちろん、我々スタッフもなんとか子供たちと協力して、一連の流れをこなしてもらわなければなならない訳で、商品の特徴や、自分だったらどんなモノを買いたいのか、友達に勧めるならどういう言葉になる? なんて感じで声かけやケアに努めるのですが、上手くいかない時は上手くいかない。

タッチタイピング出来る子供や、名前や文字を打つ程度のことなら軽々こなすような子供たちなので、アイデアがまったくないということはもちろんないでしょう。

では、なぜこの課題がスススッと進まないのか。それは、「失敗するのが恥ずかしいから」じゃないのかなと思うわけです。

失敗するのが恥ずかしい

初めてやってみることだし、しらん大人にあーだこーだと言われるこの環境、関係性を築けていないのに伸び伸びとはなかなかアイデアを表現しづらいよなぁという苦笑い的想像力はもちろん僕にもあって、かといって思春期にかかる子供たちの心の扉をこじ開けられるほどのトーク力もないわけで。

じゃあせめてどうしたかというと、

  • まず、この課題に答えなんてないこと
  • シンプルに考えて当たり前の答えでもいいこと
  • おじさんの僕が考えるよりも、子供たちの君たちの方がよほど上手に出来ること

これらを丁寧に伝え、大丈夫、間違えなんてないよ、自信を持って! と何度も何度も繰り返して伝えてみたのです。

ここで子供たちの目がパァーッと輝きを取り戻し、アイデアが泉のように吹き出し、僕はコーチング技術にのめり込むくらいのドラマ性があれば言うことなかったんですが、現実はそこまで単純ではなくて。

しかしまるで効果も出ないほど救いのないものでもなくて

二人のうちのどちらかはポツリポツリとアイデアを出してくれたのです。

1つ出てきたアイデアに対して、できたね、そうだよね、大丈夫自信を持って、それって別の角度から見たらこうだね、と膨らみの種を手渡す。

2つ目、3つ目のアイデアが出てくるスピードが1つ目のそれよりも加速しているのを実感したとき、僕はニヤニヤをおさえるのに必死になるほど嬉しかったのです。いやもう実際にニヤニヤしてたよね。

恥と沈黙

僕は比較的失敗するのを怖いとは思わないタイプなので、失敗を恐れる気持ちを心の真ん中でわかることができません。

ただもちろん恥をかくのは嫌なことなのだろうなぁという想像はできます。もっと言えば、上手く出来なくて当たり前のことに対し、たくさん恥をかかされてきたんだろうなぁと憤りさえ感じています。

できうる限りの愛情を持って接してきたウチの娘もやはり、失敗しそうなこと、やったことないこと、恥をかきそうなことにはすごく敏感です。

失敗したらダメ、こんな世界はやっぱ生きづらいよね。

失敗してもいいほうが生きやすい。チャレンジしやすい。傷つきににくい。

たくさんの失敗の中からいろんな知見を得て、なおまだチャレンジできる世界に娘には居て欲しい。もちろんそれは日本じゃなくてもいいんだけども。

それはべつに子供たちだけの問題じゃないよなと強く思うのです。

大人だってそうじゃんって。

実は孤独

たくさんの商品や情報が流通するようになりました。

100人居たら100人それぞれ好きなモノが違う、そういうことが起こりえる時代です。

100分の1の100人は、不安なんじゃないのか? という仮説を立てるならば、大丈夫、間違ってない、俺もそうだよ! 君が好きなモノや大事にしたいことは間違ってないよ! 自信を持って! と言い続ける人が必要になるんじゃないのか? そう思うのです。そういう人に僕はなりたい

これからきっと100分の1人になる娘に、大丈夫、間違いなんてない、そういう風に思って生きてもらいたい。

やるべきこととやりたいことが合致した気分です。

お仕事としてPR記事を書かせてもらうこともあります。

僕は僕に記事を依頼してくれるクライアントのために、PRしたい項目を1人でも多くの人に知ってもらうのは当然として、実はそのPRしたい項目を「既に好きな人」に対しても、そうだよそれすごくいいんだよね!と自信をもってもらいたい。 自信を持って言えるような環境を提供出来るようになりたい。

仕事でホームページやランディングページを作るときにだって、そのクライアントにまず自信を持ってもらいたいし、そのクライアントの顧客やファンにだって、自信が伝播するように仕事をしていく。

発信する土台はもうここにあるので、後は読む人をガッカリさせないように、丁寧に記事を作っていけたらなと思ってます。

まずは、自信をもってprasmいいよね、と言ってもらえるように。

文:シンタロヲフレッシュ

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