分離式!尖ったコンセプトが刺さるジンバルカメラ「Feiyu Pocket 2S」使用レビュー
キャンプやアウトドアが趣味の私です。キャンプの楽しさを少しでもお裾分けするべくVlogとして映像に残すことが多いのですが、Vlogに最適なカメラって実は選ぶのが難しいですよね。
画質の高いカメラはどうしてもボディが大きくなって持っていくのが難しい、かといって小さなカメラは取り回しはいいけど画質や手ぶれがなぁと、悩みはつきません。
この記事ではジンバルに強いFeiyuTechさんにジンバルカメラ「Feiyu Pocket 2S」実機をお借りして、じっくりと使用させていただきました。実際使ってみた感想、実際に撮影した映像を交えてお伝え出来ればと思います。
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超小型のジンバルカメラはVlogの選択肢として強みが多いです。
- 筐体が小さいので持ち運びが楽
- 動きながら撮影しても手ぶれがなくて映像がスムーズ
- 綺麗な4K映像が撮影出来る(しかも60フレーム!)
手ぶれで言えば、スマホのカメラ、アクションカメラも手ぶれに強い製品がありますが、なんと言っても小型のジンバルカメラは「物理的に」手ぶれを押さえる仕組みなので手ぶれの吸収・映像のなめらかさが凄いです。
アクションカメラやスマホカメラが手ぶれを押さえる仕組みは動画を撮影したタイミングで「ソフトウェア」的に処理していて、手ぶれ補正が不自然になったり、手ぶれ補正が補正しきれないこともあるのですが、ジンバルカメラの「機械的・物理的な補正」はモーターの力でカメラの揺れを打ち消すので、非常になめらかです。ドローンの映像がなめらかなのもまさにジンバルの力です。
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Feiyu Pocket 2Sのコンセプト
小型ジンバルカメラ「Feiyu Pocket」の第2世代モデルは2種類あります。
その1つ、Feiyu Pocket 2Sは、非常に尖ったコンセプトでなんとカメラ部分が分離します。2Sの「S」はセパレートのSですかね。このギミックを聞くだけでワクワクするのは私だけでしょうか?
カメラ箇所が簡単に分離
Feiyu Pocket 2Sの本体とカメラ(ジンバル)は磁力でくっついてます。ここ、取り外しがめちゃくちゃ簡単で、外したいときにいつでも引っ張るだけで外せます。
ケーブルの長さはおよそ1メートル、磁力でくっつくのでカメラ箇所だけどこにでも設置が可能です。
カメラだけ外せるからウェアラブル
Feiyu Pocket 2S以外のジンバルカメラは基本的には手持ちで使うことを想定していると思うのですが、Feiyu Pocket 2Sはカメラが外れるので服やカバン、ヘルメット・帽子、にくっつけるのも簡単。
ジンバル機構を活かしたまま身につけられるコンセプト、大好きです! 私を含め、ワンオペで撮影する人全て、撮影するときに両手が使えるのは最高に捗ります。
Feiyu Pocket 2Sは分離・ウェアラブルという非常に尖ったコンセプトで、これは刺さる人には完全にささるやつです。
製品、同梱品
同梱品は補助パーツ、キャリングポーチを含めたくさんあります。
マニュアルに関しては、購入者に送られてくる実際の製品版では、日本語マニュアルが同梱されるそうです。
カメラが分離式なので、腕やバッグにマウントするためのベルクロパーツが同梱しています。
ボディはすべて金属パーツで作られており、かなりのズッシリ・ミッチリ感。ハイエンドなミラーレスカメラのような手にしっくりくる感覚は、他社製品と比べても高い剛性を感じます。
本体右側面には、電源ボタン、ミニHDMIの出力ポート。
操作面は操作スティックと録画ボタン。
左側面は充電・拡張用のUSB type-Cポート、マイクロSDカードのスロット(差し込む方式)があります。
カメラ部分まで金属で、剛性はバッチリ。本体側には三脚に取り付ける穴はないのですが、同梱している金属パーツには三脚取付用の穴がきってあります。
カメラの部分だけを三脚固定することが可能です。
同梱はされませんが、オプションのパーツを使えば、カメラの部分だけ独立してどこにでも簡単に設置することが可能になります。これはかなり便利。
オプションのパーツも豊富で、マイク入力のパーツを追加で購入したいなと思いました。
押さえておくべきスペック
競合製品と比べて、できないことはない全部入り。
130度の超広角画角
130度といわれてもちょっと想像出来ないかもしれませんが、カメラを向けたときに写る範囲がとてつもなく広くて気持ちいいです。
自撮りをしても本人と背景のバランスがちょうどよく、この画角の広さは強みですね。
タイムラプスもお手のもの
ジンバルカメラならではのモーションタイムラプスはなかなか気持ちのいい映像が手軽に撮影可能で、テンションが上がります。
タッチモニター
カメラ・ジンバル設定の変更は全て操作面にあるタッチモニターから変更します。
タッチモニターの反応もスルスルと追従性は高く、気持ちよく動きます。
バッテリーの持ちは?
カタログスペックでは180分、実際にキャンプで1日使ってみたのですが、通常撮影・タイムラプス、タップリと撮影して、バッテリーが切れることはなかったです。
また、カメラ部分と本体が分離出来るので、モバイルバッテリーから本体へ給電させながらの撮影もすこぶる簡単です。長時間のタイムラプスを撮影する場合でも安心です。
画質・色味はどう?
昼間の屋外で撮影する状況であれば画質も高精細で文句なし。
色味に関しては、やや暖色が強い印象もあるけども、編集段階で後補正をすればそこまで気になることもない。
スマホ接続
スペック的に全部入りなので、スマホに接続して遠隔操作ももちろん可能。
カメラの首振り、設定の変更は、アプリからでも簡単に操作可能です。
接続方法も非常に簡単で、スマホでアプリを起動後に、本体の録画ボタンを長押しして接続モードを立ち上げ、接続ボタンをタップするだけで、簡単につながります。
アプリ側のモニター確認には少しだけラグを感じました。ケーブルが届く範囲であれば、基本的には本体側で調整することが可能なので、アプリはお守りとして設定を済ませておくといいかなと思いました。
Feiyu Pocket 2Sの優位性
価格面も魅力
他社製のジンバルカメラはおおよそ4-5万円台後半の価格帯だけども、Feiyu Pocket 2S は4万円を切る値段帯なのも、魅力的。スペック的にもコンセプト的にも他社製のカメラに比べて出来ないことはない全部入りなので、コストパフォーマンスは高い。
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コンセプトの尖り方
分離式というコンセプトは非常に魅力的で、アクションカメラ的な使い方も想定すれば、他社製のカメラには出来ない撮影も可能。
カメラを設置した後で画角をコントロール出来る利便性
Feiyu Pocket 2S は、カメラ箇所を設置した後から手元の本体で画角の微調整が可能です。
微調整どころか、カメラを反対側にぐるっと180度旋回することだって出来ます。
ジンバルカメラ以外のカメラであれば、カメラ本体を三脚に据えて画角を決定した後に、再度画角を変更するのって、面倒ですよね。せっかく画角を決めたのにちょっとだけ見切れていたとか、よくありますよね。
Feiyu Pocket 2S は気軽に設置して、後から本体で微調整すればいいや、という気軽な使い方が出来るのが非常に快適です。本体側のジョグスティックでグリグリと気持ちよく反応よく動きます。これは分離式だからこそ出来る利便性です。手軽で最高。
実際にキャンプで使ってみました。
日中、日光の中の画質は申し分ないです。ぼやけてなくて解像感をしっかりと感じられる4K動画は満足感があります。60フレームで撮影出来るので手ぶれのないヌルヌル感がより気持ちよく感じますね。
分離式なので車載も簡単です。タイムラプスも本体だけで撮影出来るし、ジンバルカメラならではのモーションタイムラプスも使い方が簡単で面白い動画が作れます。
バッテリーの持ちも十分に感じられました。途切れ途切れの撮影でも、1泊のキャンプでバッテリー切れを起こすことなく撮り切れました。
「Feiyu Pocket 2S」は尖ったコンセプトが刺さるジンバルカメラ
ジンバルカメラ部分が分離して、どこにでも気軽に設置が出来るこのコンセプト。カメラのコントロールは手元の本体で可能。
「Feiyu Pocket 2S」はスマホ連携も可能なのですが、今まではカメラを設置した後に、スマホで遠隔コントロールしていたようなシーンでも、「Feiyu Pocket 2S」だとカメラを設置した後に、本体で録画の開始や画角のコントロール、動画・タイムラプスの切り替えが可能です。
手ぶれ補正は物理式モーター式がいいけど、服やカバンに付けてウェアラブルに使いたい、両手を空けて撮影したい、アクションカメラ的に車載やバイク・自転車での動画を撮影したい。こんなニーズには完璧にどはまりするでしょう。
もちろん私のようなVlogの撮影にも最適です。気軽にどこにでもカメラを設置出来て、後から本体でコントロール出来るのが自撮りに非常に都合が良い。簡単にモーションタイムラプスが撮れるのはジンバル式カメラならではです。
「Feiyu Pocket 2S」はジンバルタイプのカメラとしてはちょっとだけ大きい筐体になりますが、筐体サイズのデメリットを上回るメリットがあるなと感じる私です。これはね、刺さる人には刺さるし、一度使うと便利さにやられるタイプのカメラです。
「Feiyu Pocket 2S」は現在 Makuake でクラファン中です。コンセプトに惹かれた方は、これは買って損のない一台ですね。
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