深いところの理解
読みまして。
金銭感覚が違う彼女と結婚して夫婦になって思うこと – 共働きサラリーマンの家計簿
構成がすごく上手で、むむっていう読み始めの感情が読み進めば溶けて消えていく感じ。
ぼくはコスパって言葉が嫌いで。嫌いというか、便利すぎてなんでもそれで押し通せるマジックワードなので、出来るだけ使いたくないなと思っていて。
「モノの値段」という自分が決めた尺度じゃないことであーだこーだ言わずに、納得したら買えばいいだけだなって思ってからこっち、使う機会は激減してる。安いからって理由で買い物したら際限なくモノって増えるよね。そして喉から手が出るほど欲しいモノを買うための原資も減っていく。
「金銭感覚が違う彼女と結婚して夫婦になって思うこと」のエピソードって、意訳すれば「餓えなければいいし、使うだけ稼ごう」という深い部分で夫婦の共通理解出来てる、もしくはすり合わされたって話だと解釈したわけで。
すぐ自分の話にすり替えて恐縮だが、うちの夫婦もそうだよなぁと思いながら読んでたのね。
夫婦でも同僚でも、チームでもなんでも、どれだけ性格や主義信条が遠くかけ離れていても、深い部分で、どうしてもここは譲れない! よな? そうだよな? って部分だけが共通理解されていれば強いなと思うんだよね。逆にそこがアレならどれだけフィットしても瓦解は時間の問題で。
ぼくが書くように、「深い部分が共に理解できていれば強い」みたいなタイトルだったらこんなにバズらなかっただろうけども、とてもとても共感しました。
うちなんて10年恋愛してその後結婚したのに未だに、え、そうなん? みたいなことあるもん。お互いの努力もあったとは思うけどもそれでもなお未だに一緒に居るのは、コアな部分のどうしようもないほどのフィット具合いなんだろうなぁと思ってる。
ここで唐突に俺の好きな言葉を引用して差し込む。
「金と命は、無駄遣いするときが一番輝くんだぜ」 幽麗塔 / 乃木坂 太郎
コスパという言葉が嫌いって書いたけども、実はコスパや効率って概念が存在してくれるおかげでそれを「思いっきりキャンセルする価値」も生まれていて表裏一体。
やはり夫婦という人間2人の組み合わせにはReasonがあるのだよね。
綿密なプレゼンを経ての買い物に憧れもあるけども、うちの場合は○○が欲しいって言ったら買いな。って即答で。一回も否定されたことがなくて。お金なんて心配しなくてもあなたは大丈夫っていつも言ってくれる妻よ。実際大丈夫じゃないけど、大丈夫になるように頑張る。多分、きっと。明日くらいから。
— シンタロヲフレッシュ (@shintarowfresh) March 15, 2018
リーズナブル。
文:シンタロヲフレッシュ
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