もはやハードである必要もないAmazonアプリの「バーチャルダッシュボタン」がヤバい
この買い物体験は実にヤバい、俺のすべての語彙力をなげうって言うしかない、ヤバいと。
「買い物」とは何か
パブロフの犬がごとき反射的な条件付けで“押せば届く”と認識させられた僕らにもはやハードかソフトかの違いなど些末な問題で。
ダッシュボタンって、届いてから設定が必要なのですが、もはや設定の必要もない圧倒的な手軽さ。ただ単純に口座から数字としてお金が引かれてモノが届く。だけ。ただそれだけ。
2タップで定期な買い物完了
画面上で、欲しい商品のボタンををポチりとタップ。ちなみにボディーの部分をタップすると商品の詳細が確認出来ますぞ。
でもう一回タップするだけで注文完了、
Amazonにはとうぜん今まで自分が買ってきた履歴がデータとして蓄積されてるわけですからね。繰り返し買っている商品なんかわかりきってるわけです。
定期便として登録出来る商品だとしても、やっぱり必要なタイミングで自分で任意で買いたい僕らの隙を突いてあらわれたのがダッシュボタンならば、
- ハードのちょっと面倒な設定をすっ飛ばし
- たった2タップにて購入完了
- 登録は自動(むしろ複数回購入している商品は勝手に登録されている)
- ハードとして開発発売する必要もなし
ダッシュボタンの物理感と面倒をいっさい完璧に排除したのが「バーチャルダッシュボタン」です。
正直怖い。楽すぎて怖い。
日本人はキャッシュレスの利便性を説くよりも、コンビニで並んでいる人に迷惑だから現金辞めようの方が効果的だー、なんていう現代寓話もありますが、汗水垂らして手に入れたくしゃくしゃの札なんつーノスタルジーは早晩消えて、金は天下の回りもの的な数字がただ動くだけの世界は思っている以上に来てますね。
なめらかなお金の世界、来てますね。
どうせ数字が動くだけなら、誰かを支援したり、じぶんが支援されたり、まろやかでなめらかであれば良いなと思う私です。
文:シンタロヲフレッシュ
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