最高の打ち心地が来たぞ!HHKB Professional BT
悪いことは言わないから、日本語配列にしておけ。
いたってカジュアルギークである僕の記事を「その道の鬼」たちは読まないのできっと多分不幸なマッチングは起きないと思うんだけども。
スーパーイキって英語配列のキーボードにしたわけですが矢印キーがないのがここまでしんどいとは思いませんでした。はい。エンターキーも小さいし日本語配列に飼い慣らされ過ぎやぞ俺!(普通に日本語配列の方がオススメ)
— シンタロヲフレッシュ (@shintarowfresh) May 24, 2017
HHKB Professional BT、買うた
パソコンを毎日使う仕事をしています。
で、仕事道具としてこだわる部分ってもうマウスかキーボードなわけですよ。パソコン本体もモニターも支給されるし、使っているマシンはMacだから最初からそこそこのキーボードもマウスも付いてるし。
あえて、あえてこだわるならもうキーボードなんですよ。いや正直アップルのキーボードにそこまでの強い不満もなかったけども、いやもっとよい、もっとフィットする、仕事道具として完全に手になじむキーボードってあるやろ、と。
世界中にたくさんのライターやプログラマ、コーダーがいるわけやから、もっと最適化されて、もっと使いやすく日々楽しくなるキーボードあるやろ、と。
金で生産性が変わるなら、コストかけろよ、と。囁くので仕方ない。僕のゴーストが。
で買った(より正確に言えば妻に買ってもらった)のが、これ。
Happy Hacking Keyboard | HHKB Professional BT | PFU
結論から言えばもう手放せないくらい快適だけども泥沼になりそうなくらい他のキーボード打てなくなる。いやマジで。いい意味でも悪い意味でも。
いいんだけども悪い。悪いんだけど最高。
初心者が泣く HHKB Professional BT 英語配列
このキーボードを買う層にいちいち言うまでもないとは思うけども、これ、矢印キーが存在しません。
Macだとお馴染みの、スペースバーの左右のかなキーもない。スペースバーの左右は⌘キー。
本来1キーで済む作業、カーソルの移動やら和英の切り替えが1キーだと出来んわけですよ。
あえて強がりを言わせてもらうならば、
だからなんだって話なんすよ。
強がるよ、ここは強がるよ。ここに慣れるまでになかなか時間がかかったし、冒頭にも書いているように、「日本語配列」には付いてるのよ、矢印キー。
あと「日本語配列」だとエンターキーもデカいからッツターンって出来る。
じゃあもう「英語配列」買うメリットって何よ、と言われても、ソレっぽいし、なんかスッキリしているから、としか言いようがない。あと、別にそのうち慣れる。
じゃあカーソル移動はどうするのかというと
Fnに小指引っかけてうっすら↑↓←→が見えてるこのキーを同時押し。慣れればどうにでもなる。ホームポジションから右手をススッと右にスライドさせるだけ。
カーソルの移動は慣れるし、和英の切り替えはソフトウエァでどうにかなる。(後述)
よく押すコマンドキーやシフトキーなんかがでかく、キー配置も無駄がなく、もう全体的にスッキリしてて、最初は後悔したけども今となっては、キー1個1個が指になじんでいい感じである。いや正直ここまで一月以上は普通にかかった。最初の頃の生産性の低下を会社に内緒でみんなに見せたいくらいだ。ほんとマジで。
HHKB Professionalを使うと、HHKB Lite2 for MacはHHKBちゃうなってなる
ちなみに、HHKB Professional BT買うまで使ってたキーボードはliteさん。
サイズ感はほぼ一緒。
liteには矢印キーがあるけども打ち心地は雲泥の差よ。もうliteは普通のキーボードよ。
HHKBの雰囲気とかサイズ感とかを知るには充分だったし、値段の割には打ちやすく(ちょっとカチャカチャうるさいけど)悪くはなかったけども、HHKB Professional BTは役者が違うわ。
でも、試し打ちせずにHHKB Professional BTがぽーんと買えたのはlite君の功績なのは間違いないで。
liteはもう使わんしメルカリにでも出そかな。
キーを押し下げる快感
正直キーの配列は好みだろうけども、HHKB Professional BTを買って大満足である。
もう押し下げるのが気持ちいい。
特にデリートキーの調整が神がかっている。なんか他のキーと違う気がするんだけど僕のだけだろうか?
キンって感じ。ツィキンって感じ。
カチャカチャとか、パチパチとかそんな軽微な音じゃあけっしてないッ! いやもう正直すごく形容しがたいのでビデオに撮ってお見せするしか無いんだけども。あえて言葉にするならば。
スコスコとソコソコ、の間くらいのフスフスとかのほうが近いか。
フスコフスコフスコフスコ…
ちょうどいい力の入れようで適度に跳ね返りがありつつスッと沈む。押すってよりも沈むって感じ。
ダダダダダダダダッて打つよりもスンスンスンって沈ませた方が全然気持ちいいこの感じ。間違いなく確実に音に凄みと高級感がある。生半可じゃねぇ。
音は大事よ。なんなら打鍵感よりもむしろ打鍵音のほうが大事はごめんさすがに言い過ぎたけども。
カメラで想像してくれ。デジタル一眼には本来不必要なシャッター音に対してカメラメーカーが鬼こだわっているように、キーを押し下げる感触、そして音には各社特徴がありこれはもうプリミティブに人を気持ちよくさせるちょうどいい塩梅がある。
そう、そして、HHKB Professional BTは最高ちょうどいい。好きな音だ。
プリミティブに、そしてプログレッシブに。
適切にソフィスティケイティッドされていて、実にアーバンである。
無線、楽
線がないので出すのも引っ込めるのも楽。
長いこと離席するとMacと接続が切れるんだけども、これはもう純正じゃないからしゃーないか。
サイズ的に持ち運ぶことはちょっと考えにくいんで、この快適さのためだけに線付きの奴よりも1万円余分に払ってるけども、日々線から解放されるんでそのストレスのなさは金額の価値確実にあるかなと。
とりあえず買ってからまだ日が浅いのでバッテリーの持ちはちょっとわからんけども、しばらく持ちそうな予感はある。予感は。
HHKB Professional BTの穎悟配列と一緒に使うと幸せになれるキーリマップソフト
いやもうガチガチに使いこなしている感を出してきたと思うけども、正直以下のソフトがないと死んでいた。泣きながら返品していたであろうよ。
HHKB Professional BT(英語配列)のスペースバーの左右にある⌘キーを和英切り替えに使えるようにキーリマップしてくれるこのソフト。最高過ぎた。
言うても英語のソースだけ打って仕事が終わることもなく、メールも打たなきゃだし、原稿だってこなす。企画書も書くしつまりは英語配列でも日本語ガンガンに打つんだ私は。
もちろん賢明な prasm 読者諸兄は黙って日本語配列を買うかもしれないが、いやさ、英語配列でも全然戦えるよ。いける、いけるよ、大丈夫。ドンマイ!
今度は逆に他のキーボードで生産性が落ちる罠
これはもう特殊配置のキーボードを使う以上避けては通れない道なんだけども、キーボードが変わると指が求める位置にキーがなくて生産性が落ちる。あとなんつーか、矢印キーのありがたさに泣ける(笑)
とはいえ、言いかえればそれくらい気に入って慣れて、もうこの子がなかったら困るくらいに使いこなせているわけで、3万円のキーボードの価値あったなと力強く思うんだけども、これはもうこのキーを打ってもらわないとわかんなよな。
仕事の道具として値段なりに価値あるなと思うんだけども、まあまあ値段する逸品やから僕のようにチャレンジャーじゃない層は普通に試し打ちしてから買うが吉。
いやもうこのキーボード好きなんで、試し打ちしなくても吉と言わせてもらう。
言わせてもらうよ。
キーボード設置してからたった数十分で2万回はあるはずのないファントム矢印キーを探し求めた俺の小指の悲しさを500文字でマストドンで述べよ。
— シンタロヲフレッシュ (@shintarowfresh) May 24, 2017
テンキーは甘え!(欲しい。)
クリエイティブな作業には、LogiccolのCraftよいよ!!
文:シンタロヲフレッシュ
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