プラットフォームごとにお客さんは違うんですよ

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プラットフォームごとにお客さんは違うんですよ

ブログやってたりメディアやってる人ならば去年の中頃から「分散型メディア運営」なんつープチバズワードあったけど、憶えているかな? かなかな?

アメリカで台頭する次世代のメディア「分散型メディア」とは?|広報・マーケティング向けブログ|ネットPR.JP

今、ベンチャーキャピタルで注目の”分散型メディア”ってなんだ?? – エキサイトニュース(1/2)

ぼくはどちらかというとブログというジャンル・発信・メディアが好きな方なので、「分散型? いやいやいやいや」と思ってたけども、最近いろんな記事を読んだりしてその考え方も変わってきた。

本日のプラズムは

  • 前から思ってるんだけど、SEOとかなかなか消耗するし、不毛。
  • ストック型メディアはいつまでも有効なの?
  • プラットフォームの文脈を理解して乗っかった方がワクワクするし、メリットあるんじゃないか

でやっちゃうー? つって。

今年はぼくもガツガツ分散させたろーと思う所存。ああはいはいフレッシュもマネタイズですか? はいはい解散解散、ってなった層よ、ちゃうぜ。

要するに、それぞれのプラットフォームにそれぞれのお客さんがいて、「母艦たるブログ」に「集約」しちゃうとちょっともったいないかなぁという話です。もっと言っちゃうと「集約」するのはいいんだけども、もっと上手いこと分散させつつ母艦は母艦で進めながらバランスを取りつつやれそうやなぁと思ったという話。

Mediumでコンテンツ配信して気づいたこと : could

noteの有料記事を販売するときにも意識したい!ウェブ上の拡散におけるT波とF波について。 | 隠居系男子

1日1万PVだと?なぜか「note」がめちゃくちゃ読まれている件。 : まだ東京で消耗してるの?

課金だー、お金だーに意識が向くかもだけれども、そんなことよりも、実はSEO頑張るよりもよほど書き手のブランディングや認知に貢献できるんじゃないかと思うんだよねー。SEOで食いついた魚を釣り上げるのって年々大変になっているって印象なんですよ。検索からそのブログのファンになるとかなかなかファンタジー過ぎるなと。

ただし、バランスは重要で、二兎、三兎追うにはそれなりの腕が必要とされるでしょう。

ブログのメリットって、ほんとうにメリットか?

SNSは流れていくフローな発信で、ブログはどんどんコンテンツが蓄積していくストックなメディアだ! 書けば書くほど検索は増え、知識は絡み合う! 的な、こういういわゆる「ブログの旨み」がキュレーションによってちょっと複雑になったよね。

なんというか、検索すらしない層の台頭という感じ。昔からいたんだろうけども、「検索にかかる」ことと同じかそれ以上に「キュレーションされるか」「数字がとれるか」「タイトルがクリックされるか」がブログやメディアの死活に関わるようになったよねー。

LINEやらのニュースアプリ、Yahooのトップページあたりの、「誰かがとりあげた情報」だけを摂取してお腹いっぱいになっちゃう層の存在。

Youtubeをよく見る層、InstagramしかSNSをやってない層、なんならLINEだけが情報源という層、つまり検索しない層に僕の文章や僕の存在をアピールするのはまあ、無理やなと。

マッチングの問題があるので、僕がブログでやっているような表現や発信がインスタグラマーにフィットするはずがないので、そこはマッチしなくともイイとは思うけども。

MediumやNoteの文脈にのっかるのも面白い

プラットフォームにはプラットフォームの文脈がある。

Youtuberとか結構分かりやすいと思うけども、おなじようにMediumにもNoteにもプラットフォームの文脈と、プラットフォーム自体のお客さんがいる。ニコニコとかわりと顕著だよね。

急にYouTubeでコンビニの商品を紹介しようって話じゃなくて、同じように文章を書くとしても、別プラットフォームを使ってみるだけで読まれる層が変化しますよねーと。自ブログをおろそかにしすぎたらもともと少ない読み手をもっと失うリスクだってあるけども、うーん、僕の場合はリスクとメリット天秤にかけても外部に書いた方がいい気がしてる。

それくらい個人のブログとかって「到達しにくく、ファンになりにくいもの」になったように思う。ああ、これは僕がいまそう感じているから余計にそう思うだけだとも思うけどもね。逆に言うとスナック的に消費できるくらいブログの記事がメジャーになって、どこにでもあるものになったという見方もあるか。

ブログのメリットは変わらない。変えるのは考え方

僕はまあブログっつー表現・メディアが好きです。好きな方だと思います。それでも自ブログにこだわりすぎるのはもうだいぶもったいないかなと思うようになりました。

検索エンジンに対してどうこうするのがなんとも不毛だと思うから。

限られた時間で好きなことをするのであれば、自分や自分の作っているモノをとおして関係性を築きたいなと思うんですよ。数字が欲しい人やお金を稼がないといけない人はそういう消費される記事を生んでいただいて、僕はと言えば希少な「僕の作るモノ」を望んでくれる人達とコミットしながらコミットしたいんですよ。なんつーか前向きな消費に変えたいんですよ、文字やなんやかしを。

ブログにこだわらない気持ちが打開を生みそう

僕はいままでは、文章が得意な人はブログに文章を書いて、写真が得意な人は写真をブログにのっけて、外部のいつ消滅するかわからないプラットフォームに「依存」するのは、ちょっとナンセンスよね? と思ってたわけで。

でも、「依存」せずに「利用」したり「楽しんだり」することによって広がるメリットの方が大きくなっていると感じてます。やれる人は母艦なんて破棄してFacebookのノートで頑張ったって芽がでそうだなとか。僕はちょっと怖いので出来ないけども。

ストックが強かったのは検索とのセット故にだと思うので、もうストックにパラメータ振り切る時代じゃないよなーと。

今までflickerやったりYoutuberやったり中途半端極まりない僕が他のプラットフォームに手を出して通じるわけないけども(もう既に通じてないけども)、ちょっと自ブログに集約させすぎず、自ブログを母艦としすぎないで、バランスとっていろいろと試してみたいという所存。

小説『グラビトン』を出版 – #RyoAnnaBlog

↑こんな感じで。

ブログの書き手を成長させるのは「適度な負荷」と「でっかいワクワク」だとおもうんよねー。つぶれん程度にゆるくやりましょうよ。ハングリーさと劣等感は違うぜと。

プラットフォームごとにお客さんは違うんですよ
ブログやってたりメディアやってる人ならば去年の中頃から「分散型メディア運営」なんつープチバズワードあったけど、憶えているかな? かなかな? アメリカで台頭する次世代のメディア「分

つって、これをブログに書いている段階で分散とかアレなんだけれども。

あ、どうも、フレッシュです。

文:シンタロヲフレッシュ

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