はさみを選ぶって行為から、一生開放されたわ
僕らはなんといっても日々スゴイ数の選択肢から、もろもろ選んで生きているわけですよ。
あまりにもいろんな選択を自覚・無自覚問わずにやっているもんだから以外と気がつかないもんですけどね、「選ぶ」ってしんどいのよー。
選ぶことが結構面倒で、それでも、選ぶって結構好きで、とはいえ、自分の選択したことって、肯定したいじゃない?
そんな僕としては、●●選びを終わらせる(最終的なお気に入りを見つける)って好きなんですよ。壊れたりなくなったりしたら、次また同じのを機械的に買えば時間もとられないし。
で、今回「はさみ」に関して、もうこれでいいって決定版を見つけたので、そいつを紹介。
の前に、オフィシャルに情報取りにいったら動画があったよ。
引いて切るはさみ「スウィングカット チタンコート」
いやね、わかってはいるんですよ、ダイソーで108円ではさみ買えること。ダイソーじゃなくたって、数百円でそこそこまともなはさみが買えること。
でもね、「そこそこまともなはさみ」って、なんですか? 言っちゃえば切れないはさみなんてない訳じゃないですか?
切れにくいはさみや、きりづらいはさみだったらあるでしょうけどね。
結局そこそこまともなはさみじゃなく、「なんだこれ?」と思えるはさみが好みだったと言うだけの話しでです。
まず気に入ったポイント。
「金」
いや、意味あるんだろうけども、無意味っぽい金。なぜはさみで金なのか。開発者の方には申し訳ないですが、バカみたいで大好きです。
僕だけが変なんじゃなくて、大抵の人が「なぜ金?」と思うはずです。僕としては「なぜ金?」と思ってもらいたくて使います。
特に僕が気に入っているのは「スウィングカット」には3種類のバージョンがあって、「スタンダード」「フッ素コート」「チタンコート」の3バージョン。で、この「金のはさみ(チタンコート)」が一番上位機種な所がクレイジーすぎる。
最上位って言葉に弱い僕+クレイジーすぎるカラーリング。はい、ノックアウトですよ。
ハサミ:スウィングカット:ホーム&オフィス:株式会社レイメイ藤井
次に気に入ったポイントは、スーパーSDガンダム世代にはたまらないギミック。
カットする際、歯を交差させるわけですが、必然とも言えるこの握る動作に連動して、歯がスイングする!
熟練の板前さんのように、「引いて切る」。
のこぎりだって日本刀だって、刃物の基本は、「引く」ことですからね。
はさみもまたしかり、刃物を使う上で自然な「引く」行為があらかじめ担保されている強さ。
いや、実際の切れ味がどうとかしらんけども、ビルトインな「引き切りギミック」はたまりません。
後々書くけども、見た目と「引き切り」のインパクトはすさまじく、このインパクトが欲しくて買ったはさみなんですけどね、「フィット感」とか、切れ味、は「そこそこ」です。
とくにね、握った時のフィット感のなさ、は凄く残念。
ぴたっとこない。手のサイズももちろんあるだろうけど、「そこはまあ、いいよな?」の設計なのかな?という印象で残念。
歯のカーブは好みです。直線じゃなくいろいろ計算してるんですよ?ってカーブでしょ、これ。
耐久性も申し分なし。僕が死んでもこのはさみ(の歯)は生き残るレベル。
段ボールはざくざく切れません。っていうか、ね、はさみにそこを求めたらだめ。固い材料は、固いです。親指のところが痛くなります。
万人にお勧めできる逸品か?
ノー。断固ノー。
自分が使う道具に何を求めるかで答えが変わります。
僕は「気に入っていること」が最優先。このはさみ、気に入ってます。だって、こんなアホみたいにかっこいいデザインのはさみ、見たことないですよ。
金だよ?金。 パッケージも金だよ。常識的な判断が出来る意思決定者だったら、これは通さない。でも、通ってここまで来たわけです。
フィット感を軸に語れば他にはさみの候補はいくつかあるでしょうが、デザイン性とスペックならば買って損したとは思いません。
実物はほんとにクレイジーな仕上がりです。
クレイジーには目のない私です。クレイジーでありたいですね。
それでは。
文:シンタロヲフレッシュ
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