ドラマ版「すべてがFになる」は「ひどい」というより、原作とは別物。原作ファンとして納得できなかったのは、犀川と西之園のキャスティングが原作のイメージと大きく違うこと、そしてエピソードの構成順です。役者さんが悪いのではなく、「地味だけどキレる犀川」「浮世離れしたお嬢様の西之園」という関係性の土台が変わってしまったのがつらい——という話を、原作好き目線で書いています。
原作好きすぎるのもあれよね。
もともと期待はしてなかったんだけど、これはアレ。完全にアレ。
あの原作を読んで、

こうなるかね。
他のキャストに関しては特に疑問はないわけですが、さすがに自分のイメージと違いすぎるよね。
犀川先生に関しては、まずはおっさんでしょ?むしろパッとしないくらいにズボラで合理的なおっさんじゃないとだめでしょ?
西之園に関しては浮世離れしてるくらいにお嬢様でしょ?美女と野獣じゃないけど、ギャップのあるカップルだからこそ多白いんじゃん。パラメータが突出しているからこそ成立する関係性でいいわけでしょ?
年齢設定無視するなら三浦友和とか、小柄で渋目のおっちゃんを起用してほしいよね。地味な方にも振れるから堤真一とか、若くても松田龍平とか。地味目ってのはどうしても外せないよね。
地味だけど、キレる。みたいなのは必須要素と言わざるをえない。
時代設定がずれるのはわかるんだけどさ、タバコ吸わないとか、コーヒーにこだわらないとか、リナックス使わないとか、原作好きな僕には驚くほどフィットしないよね。
西之園萌絵に関してもさ、まずは見た目でぶっちぎってくれないと才色兼備ってのが納得出来ない。
菜々緒くらいのポロポーションはほしい。高身長はゆずれない。
地味なおっちゃんとスーパーモデルの組み合わせじゃないと安心できない。武井咲はよくも悪くも庶民的すぎる。朝ドラ感がヤバイ。
真賀田四季はもう、仕方がない、アレはもう、生きてる人間でこなせる人はいないと思う。森光子とか黒柳徹子と同じベクトルで存在感がぶっちぎってないとダメだから、もう逆にだれでもいい。
ドラマのシリーズ構成にしたってさ、やっぱ最初にすべてがFになるのエピソード持ってきたほうが全体像が理解できてよかったんじゃないかなぁ。
SMシリーズやってくれるのはファンとしては嬉しいんだけど、普通の場所で、ナイフで人が刺殺される状況が異常すぎるよね。異常な物語ですよ、で異常なのはいいけど、いきなり通常空間で密室トリックでみたいなのを無理くり映像で再現しました的展開だと、安いなーってなるね。
ああ、つらい、見ちゃうけど、つらい。
ごめんね青春が面白いだけに、つらい。
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文:阿部信太郎 / シンタロヲフレッシュ
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