Zeiss Batis 2/25 、使う理由のあるのEマウントフルサイズ用AF広角短焦点
ひょんなことから使う機会がございました「Batis 2/25」
ソニーのZeissじゃなく、ZeissのZeissです。
ZEISS Batis 2/25 | Fullframe autofocus lens for Sony α series
解放F値が2の明るい広角短焦点、オートフォーカスが効くので実に実用的。Eマウントで使う広角短焦点としては本命と言ってもいいレンズですね。
Batisと言えばこの独創性極まりないレンズデザイン!!
悪く言えば引っかかりがあんまりなく回しにくいピントのヘリコイド!
実用性とか知るか!という感じの飾りELディスプレイ!!電源を入れなければただの消えたモニターッ!
だがそれがいいッ!
わかる、憎まれっ子世に憚るし世話のかかる子ほど愛しい!この満ちていく所有欲! 僕のちゃうけど! Batisを選ぶ気持ちはとてもよくわかる。
0.2mまで寄れる小回り、これは表現はおかしいのですが、スマホのような感覚で写真が撮れるレンズかなと思います。つまりは、最初のレンズとして、スマホユーザーが一眼に入る際にもの凄くシームレスだな、と。
雑感を列挙すると……
- カリカリ感はあんまりない
- 色乗り!流石のZeiss!
- 被写界深度を生かしたボケもキッチリ美しい
- 画角や
Zeissと言えばカリッカリに解像という印象が僕にもあるのですが、Batisの25mmではカリカリよりも雰囲気重視な感じでした。
広角らしく、ダイナミックなズギュンとしたパースはハマれば気持ちいいですが、水平垂直を外すと妙な歪みが気になる感じです。
Zeiss Batis 2/25の 色乗り
スマホで撮ったと言われればそのまま信じそうなよく見慣れた安心感のある画角。
でもこの色乗りは流石のZeiss。
広角らしく状況を伝えきる描写力は信頼感高い。
現像時に気持ちがアガる色乗りって、あるやん?
そういう感じ。
Zeiss Batis 2/25 はキッチリとボケも綺麗
これ、撮影者との位置関係がわかりにくいけども、手前の娘の横に座ってシャッター切って、この前ボケ後ろボケ。
広角で最短撮影距離が0.2m。
かなり近い位置から息子を狙って、被写体が浮かび上がるまろみのあるボケ。
ボケもある広角レンズ、めっちゃたのしい。
風景込みで撮影状況を伝えることが出来る広角レンズ、そこに綺麗なボケがあるのズルくないですか??
状況を伝えきる画角の広さ、そして明るさ
広角ならではの状況描写。旅行できっちり捗ります。
シャボン玉、きっちり色がでてていい感じ。
最短撮影距離が短いので、いつでもどこでも撮れる。明るいレンズなので室内でもノイズが出なくて捗る。
これだけ暗くても、ぜんぜん余裕。絞らず開放でも雰囲気抜群である。
高いレンズだけども、汎用性が凄い
レンズ自体が短く軽いから携帯性も強い。
ズームレンズで画角を自由にするか、明るいレンズで室内での低ノイズとボケを取るか、旅行レンズとしての候補にキッチリ上るぞBatis25。
被写体に近くても背景まで大きく写る広角レンズ、ボケもあるからスナップでも使える。
自分のレンズ構成の中で、後回しだと思ってた「広角短焦点」レンズ。
ぜんぜんアリやんか。
使ってわかるこのハンディーさよ。思ったよりも便利というシンプルな感想に至ります。
ほしい。
そして、北海道楽しかった。
文:シンタロヲフレッシュ
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