運動会には600mmズームで

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運動会には600mmズームで

バリスタ

に選定していただきました。✌('ω')✌

あれっ…? 倍になってない? とタイトルに違和感を覚えた読者諸兄は弊ブログprasmのコアファンである。いつもお世話になってます。ちゅっす。

↑当該記事を書いて、2年、望遠域は2倍になった。いける。600mmあればかつる。

というのも、いつまで経ってもソニーが自撮りの出来る4K60p機を出さないので、2019年の年始にパナ機を動画用にゲットしている私である。

春は曙、望遠はマイクロフォーサーズ

このパナ機、GH5はいわゆるm4/3(マイクロフォーサーズ)機で。センサーサイズが小ぶりなおかげで、望遠側にえらいこと有利なのだ。

よくある感じの35mm換算で、倍!

倍!

100mm-300mm ⇒ 200mm-600mm の【3倍ズーム】というわけだ。換算で。

LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 II

LUMIX G VARIO 100-300mm | 交換レンズ | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic

平たく言ってこのレンズの売りは……

  • 35mm換算で600mmまでの望遠
  • GH5とあわせての強力な手ぶれ補正
  • 中古で5万円を切る値段

という感じか。

600mmとは思えないほどの小ぶりさ。機動力と望遠力をもって運動会に臨むことが出来ている。

このズーム域は、大きさ金額、重さ的にフルサイズ機ではとてもじゃないけど手が出ない。でもm4/3ならレンズの値段も思っているよりもお手頃価格。

重くて高価なレンズをぶん回すか機動性とコスパを選ぶか、個人的には小さく軽いレンズ(さらに言えば高性能なレンズ)は正義だ。

パナの手ぶれ補正、レンズとボディーの両方合わせ技な「Dual I.S.2」は強力で、600mmの望遠側で手持ちでもそこそこブレずにフォーカス・フレーミング出来てかなり助かる。

もちろん当たり前のように常時「瞳AF」があるので、ピント合わせもらっくらく。

DC-GH5 — f/5.6 — 1/640sec — ISO-800 — 300mm

このレンズの欠点

このレンズの欠点を言っておくならば、広角端でも35mm換算で200mmになること。

いや、わかってたやん。最初からわかってましたやん、レンズに書いてるやん……に尽きるが、広角端の200mmが既にちょっとした望遠で。

比較的遠くから狙う運動会だから大丈夫やろ…と思っていたけども、広角側でもそこはもうちょい引きたいわぁと思うことが多々あった。

しかし、そんなことは最初からわかっていた。

いや、さすがに広角いるやろ? と思ってRX0m2(24mm)を持っていったのでG VARIO 100-300mmの望遠過ぎるところが欠点というのはちょっと筋違いかもしれない。とはいえ、広角に撮れる装備も持っていったほうが無難

購入検討期

賢明な読者諸兄は知っているかもしれないけども、実はパナにはもっとヤバいレンズがあって。

パナソニックのm4/3用高級レンズ、LEICA DGシリーズには…

F4スタートだけど800mmまでいけるVARIO-ELMAR 100-400mm

LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm | 交換レンズ | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic

運動会で美味しい望遠領域がF2.8から撮影出来る VARIO-ELMARIT 50-200mm と、運動会パパカメラマンを殺しにかかるレンズ群があって。

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm | 交換レンズ | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic

買えるものならどちらかをオススメするけども、金額的には G VARIO 100-300mm とは倍以上違うことになるのでなかなかに悩むところ。

ちなみに、ズームさせると…

こうなる。

ズームしてもレンズ全長がかわらないインナーフォーカスがよかったよなぁと思うけども、これはもう値段なりというか、600mmだもの、伸びるよな。という感じ。

LEICA DGシリーズには光学性能では1段劣るかもしれないけど、コンパクトさとお手頃価格なG VARIO 100-300mm はなかなか優秀だよなと思っている。

高倍率なズームがあれば運動会で

DC-GH5 — f/4.3 — 1/500sec — ISO-200 — 127mm

場所とりとかしなくてもよくなる。

他の親御さんよりも早く並んで良い席を押さえる必要がまったくない。

どこからでも我が子を狙える小気味よさよ。

DC-GH5 — f/4 — 1/500sec — ISO-200 — 100mm

↑広角端からそこそこなズーム感。

DC-GH5 — f/4.1 — 1/800sec — ISO-200 — 108mm
DC-GH5 — f/4 — 1/640sec — ISO-200 — 100mm
DC-GH5 — f/5.1 — 1/1000sec — ISO-200 — 214mm

200mmくらい(35mm換算で400mmくらい)までは解像感が気持ちいい。

ソニーほどの追従性はないけど、パナの瞳AFも十分実用的。

さすがに望遠端の300mm(35mm換算で600mmくらい)までいくと幾分甘くなり、カリッと感はなくなった印象。

DC-GH5 — f/5.6 — 1/640sec — ISO-800 — 300mm

とはいえ、別に残念な描写というほどでもなく、ここまで寄れる恩恵は大きい。

よその子供が写っているのでお見せできないけども、300枚は撮影してパパカメラマン大満足というところで。

運動会は600mmズームで

まとめると、600mmまでズームできる「G VARIO 100-300mm」は、5万円をきる中古実売価格だと考えるとなかなか優秀でした。

超望遠レンズなのにコンパクト。

いちいち三脚を立てずに手持ちで使える取り回しのよさ。

撮影時間が長くて、あっちゃこっちゃに移動する運動会撮影において、機動力 is KINGで間違いないです。

もちろん、写真の写りも素直でクセがなくちょうどいいです。

場所取りや長時間の行列に並ばなくてもよくなる心の開放感はなかなかにプライスレス。

コンデジやスマホでは簡単に撮影出来ない600mmまでのズーム域。この先運動会で存分に働いてもらおうと思っている。

さすがにここから先の倍率は、オーバースペック……だよなぁ。

でも、ロマンだよなぁ。

DC-GH5 — f/4.1 — 1/500sec — ISO-200 — 108mm

文:シンタロヲフレッシュ

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