別に変わってもええやん

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別に変わってもええやん

バリスタ

日々新しいことを経験できるのも親の役得というものである。

そして、昔の人が言うことはいちいちもっともなのである。

先日、娘(4歳児、保育園)の1日保育士体験(要は潜入参観)に参加したんだけども、きつい。

ダッシュがキツい。

娘の運動会とかに参加して張り切って靱帯損傷する話をいたるところで聞くわけだけども、アレはマジですよ。マジ。

地方の車通勤のデスクワークって死ぬほど運動しないのね。タイピングする指が一番うごいてんちゃうか? というノリで。 この状態で予備運動もなしに全力疾走して、コーナーに突っ込んだら確実に姿勢制御出来ずにすっころぶわ。

当然転び方も忘れているから手や肩を強打、よくてバンテリン悪くてギブスコース一直線。

自分の場合は、年長に当たる4,5,6歳児全員 vs 俺の鬼ごっこ。

それほど広くもない園庭の中をリミッターを切って走りまくる園児に怪我をさせず適度に捕まえなければならない無理ゲー。立っているだけで体力ガンガンに削られる猛暑なステータス異常、保育所でこの過酷さである。小学校とかになったらどうなるんだこれ。

晩婚化が進む昨今、それなりの救急チームを常時待機させていただきたい。

運動会でキツくなるからさっさと出産しろというのもアレだが、キツいのは事実なので、パパ同志諸君、がんばろう。

子供が生まれたらランニングを習慣にしろってもっと口を酸っぱくして言ってくれないと大けがしちゃうぞこれ。

機嫌が良いときはパパカッコいい、パパ好き、と言ってくれる娘にニヤリとしているわけだが、彼女の夢を壊すことなくもう少しカッコいいパパであろうとするためには、なかなかの走り込みが必要なのである。

僕はどちらかと言えば他人の子供は苦手である。

こないだカフェでタブレットに画を描いていたら、全然しらない子供がさわらせてとやってきて、しばらくやりとりをしていた。

そういえば、子供苦手なのにな。それほどイヤじゃないな。と感じて不思議な気持ちになった。自分の子供のように、この子もだれかの大切な存在なのだ。

人は変わる。別に変わってもええやん。

文:シンタロヲフレッシュ

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