完璧に1週回ったな、って
歴史は繰り返すじゃないけども、ほら、ファッションとかってリバイバルの繰り返しって言うでしょ? 多分日本語としておかしいけどもリバイバルの繰り返しって。
昨今のビッグシルエット通り越してやりすぎたダボダボもそれはそれで“あり”、みたいな世の中的な分別ってマジで俺が中学生くらいの時に流行っていたダボダボファッション(解釈としてのヒップホップ・Bボーイ系)のそれだし、タック入りのパンツとかもうボンタンやんかと、歴史を目の当たりにしているというか、「リバイバル」という言葉を肉眼でとらえている感覚がすごい。
なんら新しくない。
いや、多分ディティールは書き換えられているし、ビッグシルエットの文脈はストリートではなくて、おそらくモード・スタイリッシュよりな解釈なんだと思う。
思うが強烈な既視感。
だからまあこれは断言として言っておくけども。
流行はクルクル回っているだけ。ただし、絶妙にディティールは変わっている。意図的に。
こうなってくると仕掛けている奴はわかってやってるよね。わかってあえて多少の微妙な変化を付けてきている。
しかしまあ俺が中学生って、シンプルに20数年前の出来事やし、生まれたばっかりの子が成人して就職するくらいの年月過ぎ去ればリバイバルとかもそら経験するわという算数的な話なんだけども。
ほら、知識として知っていることが目の前で起こったらびっくりするやん。
例えばタイムマシンが発明されてさ、過去にいけるとしようか。
ジョンレノンが打たれるシーンに立ち会ったら知ってたとしてもびっくりするやんきっと。
それ。
たぶん、それ。
回る廻る。
循環よ、循環。
自然なことなのよ。
ただしこれだけはいわせてほしいけども、ビッグシルエット○○って結局痩せている人用のアレな、痩せている人がfeatureされるアレな。
ポッチャリだと「敢えての大きめシルエット」が普通に動きやすいだけな。
な。
文:シンタロヲフレッシュ