星では遠い

星では遠い

ひとこと。

バリスタ
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いつの頃からかお化けが怖くなくなった。

これはまあ単純に大人になったということもあるんだろうけども、それ以上に“そっちがいいな”と思ったから、というのが主な理由である。

霊的なものがいたほうがいいな。

例えば僕が死んじゃったとしても、ずっと妻や子供のそばにいられたらいいな。

もちろん怨念とか未練とかそういうウエットな感じじゃなくて、ドライに、サラッと。サラッといる、的な。

なんにせよ最愛の人たちがそばにいてくれたら良いな。そっちのほうがいい。圧倒的にいい。

死んだら空のお星様になるとよく言うけども、いや、星では遠い。遠すぎる。

もっとそばに。

いつもより余計に揺れるカーテンや妙に薄いコーヒーに常に存在を感じていたいと思う。

我が子の成長をそばでずっと見ていたい。最愛の人と同じように歳を取って暮らしたい。当たり前とはほんとうにありがたいことなんだ。

しかしまあ独り立ちすることも同じように大事であって、正直自分の親だとしても四六時中そばで浮遊されると落ち着かないよな。多分きっと。

大人には一人になりたい時間だってあるのだ。

残業してるフリして映画見て帰ることもあるのだ。

そういう意味では、やはり化けてでてよいのは伴侶までとしよう。先に行くときに愛してるといえる伴侶のみ、化けてでてよいルール。

流石にプライバシーが欲しいであろう小学校入学までは子供の枕元に立って夢にでてもよいルール。

そっちの方がいいよ、一人は寂しいよ、星ではちょっと遠すぎる。かといって骨とかずっと持ってられるのもそこまでしてくれなくてもいいよなと思う。

大人になるにしたがって、目に見えないモノを信じたくなるのだ。サンタさんも多分いるぞ。多分。

あ、そうそう。

お化けが怖くないっていったけども、知らんおじいちゃんの怨念的なのは流石に怖い。

怖すぎる。

文:シンタロヲフレッシュ

いいかい?