ド素人はいかに人前でしゃべったのか!シンタロヲフレッシュ流プレゼンと、その資料の作り方
全開で晒します。
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あくまでも私のやり方です。@shintarowfreshです。
先日「つながり」をテーマにしたカンファレンスにて、20分ばかりお話しする時間を頂きました。
なにせ、初めてのことで、右も左もわかりません。
そんな私の方法を一応こちらにメモします。
まずはAdobe Creative Cloudを契約します。
Adobe Creative Cloud | Adobe.com
これで、Illustratorはじめ、PhotoshopやAcrobatなど、プロベースのアプリケーションが使いたい放題です。
言いたいことを考える。
何事も最初が肝心です。伝えたいことは何か、出来るだけ具体的に、そのときどのように話すのかまで、念入りに詰めます。
資料ありきで考えると、資料を説明するだけのプレゼンになってしまうので、伝えたいことは何か、要点はなにか、どんなコトを持って帰って欲しいのか、まずは出来るだけたくさんアイデアを出しましょう。
上を見すぎない
TEDを見れば魅力的なプレゼンがわんさか出てきます。
TED | Translations | Talks in Japanese
こんな上等なプレゼンが出来るわけがないので、少しでも近づきたいよね、的なスタンスで望みます。
そう、自分らしくでいいんです。もちろん、向上心は忘れずに。
言いたいことが固まったらレジュメを作る
お話するだけではどうしても伝わらないニュアンスや、メモを取ることに必死になってもらわないように、自分のお話をまとめます。
ココでIllustratorの出番です。ワードで作るよりも遙かにビジュアルに訴えかけることが出来ます。
※せっかくレジュメを作るのであれば、レジュメを使ったお話の場面を作りましょう。
僕は焦って、レジュメを見てもらうシーンをすっ飛ばしてしまって、なんのためのレジュメかわからなくなりました。
スライド作り
ココでもIllustratorが大活躍です。
ペラのスライドならIllustratorでサクッと作ることが出来ます。
確かにKeynoteや、パワポには、写真を貼ったり、文字を打ったり、animateさせたりする機能がありますが、それはペラがちゃんと作れるようになってから活用した方がいいです。
アニメートは派手には見えますが、肝心の内容が伝わりにくくなるので、ここ一番で効果的に使いたいモノです。
IllustratorはCS4からアートボードを複数持てるようになりました。
こんな感じでワンファイルで全スライドを管理できるので、かなり楽です。
私の場合、全部ペラで作りました。
そして、パワポに貼らずに、PDFで出力。
ちなみにイラレで作ったデータをPDFで出力した場合、文字やパスはベクターデータという拡大縮小しても劣化しないデータ形式です。このベクターデータが最高に便利なのです。
この出力後の作業は、ご自分の環境に合わせて下さい。
※次のスライドがどれなのか、完全に把握しておく
これかなり重要です。めくるまで何が来るか自分でわかっていなければ、お話の展開に支障が出るし、最悪順番を間違えてさかのぼって説明しなければいけなくなります。
「そして次に来るのが、、、」
期待してないスライド
「えーと、そうそう、順番を間違えましたが、、、これは、、、」
という流れにならないように気をつけるべきです。
お話ノート作り
スライド作りと平行してスライドが表示されたときどのように話しを持って行くのか、ノートを作成します。
頭が真っ白になっても大丈夫。Keynote で一段上のプレゼンをしよう | 8bitodyssey.com
パワポにもKeynoteにも聴講者に見せるスライドとは別に、講演者が確認するためのノートを表示する機能があります。
このノートにスライドが表示されたときに一番最初に言うセリフを事前に書き込んで、それを見ながら練習すると、本番は、ノートを見なくても同じように話せるでしょう。
ちなみにwindowsなあなたは、高価なパワポを買わなくても大丈夫!
ぶっちゃけ私もパワポ、持ってませんwwwいやまあ、ないことも内のですが、ちと古いのです。
そんな私でも、無料で同様に使えるツールはこちら。
無料総合オフィスソフトウェア – Apache OpenOffice.org 日本語プロジェクト
無料総合オフィスソフトウェア – Apache OpenOffice.org 日本語プロジェクト
Impressというまさにパワポクローンソフトがなんと無料!死ねる、無料で死ねる!
しかもパワポ形式のファイルも読めるし、パワポ形式で書き出すことも出来る!
プレゼンテーション(Impress)
もちろんこのImpressにはノート機能まであります、完全にパワポクローン!
私はこいつを使って、イメトレして、練習しましたよ。
ぶっちゃけ、このノート作りと、このノートを使った練習をどれだけ出来るのか、ここがプレゼン資料作りも、プレゼン本番も明暗を分けるポイントでしょうね。
時間配分は綿密に
スライドに関して、私は1分30秒から2分に一枚を心がけました。あくまでも私の場合です。
20分頂きましたので、タイトル込みの11枚です。
本番、これで、ちょうど20分で終了することが出来ました。
思い返せばもっと大事なことをしゃべるつもりがなぁ、と思わなくもないのですが、決められた時間を守ること、そして、必要以上に長話にならないことも、私のような素人セッションには大事かなぁとも思います。
先にも述べましたが、スライドの説明を話すだけだと面白くないので、できる限りスライドはとっかかりにだけして、内容は聴講者さんの顔を見ながらお話するように心がけました。
もちろん客観的データを提示しなければならない場合は大いにデータを説明して下さい。
映像を活用する
そもそも私のような素人に与えられる時間は限られています。
その限られた時間を有効に使うためには、そして、プレゼンにパンチを与えるためには、映像はかなり有効な手段です。
短い中にもいろんな情報を放り込むことが出来るからです。
ココでAfterEffectsとPremierの出番です。
基本的なアニメートはAfterEffectsにお任せ。そして映像の編集や音入れをPremierで処理します。
最終的に自己紹介が、こんな感じ。
ぶっちゃけ内容はあまり入ってきませんが、こういうことが出来る人って自己紹介だけでも十分です。
別に自分で作らなくともyoutubeを流すっていう手もありますね。
プレゼンの最後に、内容のまとめを持ってくる
ぶっちゃけ僕は忘れてしまいました。
これがあるのとないのとでは理解力に大きな差が出ることはいうまでもないでしょう。
さて、
- まとまった考えと、レジュメ
- 最初のセリフの書き込まれたノート付きスライド
- 映像コンテンツ
と、初心者に与えられた武器としては、十分です。今すぐアレフガルドに行っても十分戦える感じです。
エンディングこそ魅力的に
これは演出の問題なのですが、プレゼン本番でミスしたり噛んだり、改心のネタが滑ったりすることはよくあると思います。
ミスはあってはならないのですが、やってしまったことはもう仕方がありません。素人にノーミスとか無理ゲーwww しかし、唯一の回復ポイントが残されています。
それは、最後の最後です。
この最後の最後の部分だけでも堂々と、言いたいことを伝えきって終われば、印象はぐぐっとよくなるし、手前のミスも、ああ、緊張してたんだなぁと若干ほほえましくなるはずです。
なので、最後の最後、この部分だけはどのような危機的状況でも決め打ちカマせるように練習に励むべきです。
まとめるる、りゃくしてめるる
もちろん半分ネタです。
誰でも同じ事が出来るなんて思ってません。
むしろ出来たら僕の仕事はなくなってしまいます。
しかし心がけは本物ですので、素人が苦心したポイントを是非とも後進のみなさまの何かにお役立ていただきたいと思います。
ただ私としては、資料がチープでもかまわないとは思いません。
事前に集められるだけの武器を、それも上等な武器を身につけておくこと、それこそが、後はなんとかなるよね???という自信めいたものに変わるはずです。
後はこちらを参考に練習あるのみ。
練習する場合は、どれだけ具体的に聴講者さんの目を意識できるかがポイントです。
緊張はまず間違いなくします。でも、緊張も織り込み済みで練習できれば、その緊張すら練習通りというわけです。
最後にこちらを是非とも参考に。
プレゼンテーションで、資料を作ってから講演本番までにするべき4つのコト。 | あなたのスイッチを押すブログ
データのリスクヘッジ、大切ですよね。
私は当日iPhoneでプレゼンをやりました。その際に使ったのは、こちらのアプリです。
iPhoneだけでプレゼンしたいならこれ一択というアプリ「即プレゼン」*frasm
今後このような人前でお話させていただく機会に恵まれるかどうかわかりませんが、楽しかったのでまたやりたいなぁとは思いました。
私になにかしゃべって欲しい方は@shintarowfreshまでお気軽にどうぞ。
@shintarowfreshでした。
文:シンタロヲフレッシュ
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