スマホがもっと便利になるっていうのが、スキャナユーザー獲得の道なんだなぁ
このほどScansnapシリーズから新しく完全にコードレスなモバイルスキャナが登場しました。
型番で言えば「iX100」です。モバイルなスキャナなんだからコードレスは当たり前だろ?と思った方も、取り込み、転送がコードレスで、バッテリー搭載で、使う時もコードレスってなると、ちょっとイメージが変わるんじゃないですかね?
PFUやスキャナといえば、この間発表されたiPhoneでの書類撮影が捗るスキャナアクセサリとでも言うべき
「PFU SnapLite スナップライト PD-SL01」が真っ先に思いつきますが、スマホ連携、スマホがもっと便利にってキーワードが「ドキュメントスキャナ」て言葉すら知らない人にリーチさせるキーワードなんだろうなぁと、感心したり、当たり前かぁと思ったり。
ドキュメントスキャナ。もしくはスキャナのライバルって、スマホのカメラだもんね。書類をスキャナにかけるよりスマホで写真とったほうが圧倒的に早いし便利、ほら、スキャナいらないじゃんって人にいくらスキャナを薦めても買わないし、必要を見いだせないなと。
ドキュメントスキャナを持っている僕でさえ、スマホのカメラで書類撮っちゃうことが多いんだからね。
それはなんというか、スキャナをスキャニング出来る状態で常設出来るほどデスクが広くないからだし、スキャナで読み取ったあとで、クラウドから参照できるまでの手数が多すぎるからなんだけども。
ドキュメントスキャナは便利なんだけど、便利を享受するための知識や手数が圧倒的に多いし、場所を取るしっていうデメリットがいろいろ思いついちゃうことが、結局「いる・いらない」をはっきりしちゃうし、「あってもいい」って思いづらいんだろうね。
じゃあ、スマホカメラで出来ないことや、スマホカメラよりももうちょっとだけ綺麗にとか、スマホカメラと同じくらい便利にって「協調」を売りにすれば、新しい需要というか、「スマホの写真でいいじゃん」な層にもフィットするというものだよね。
ソコへ来て「PFU SnapLite スナップライト PD-SL01」が登場したわけだけど、これはもうどう考えても「コードが邪魔」だろうね。
オフィスやデスクでスキャナを据え置けないから、スマホのカメラが便利なわけで、バッテリー駆動出来ないSnapLiteはモバイル性でちょっとむずかしいだろうなぁと思うんですよ。
なんなら、このSnapLiteのこの「コードが邪魔」も「ScanSnap iX100」を売るための布石か(笑)と勘ぐってしまうくらいアイデアと出来ること、今まで不便だったことが解消されている「ScanSnap iX100」は凄いね。
いや、そんな数万円するドキュメントスキャナーとか必要ないし、面倒だし、と思っている人でも、あると便利かもと思わせる、そんな魅力に満ちた良機の予感プンプン。
ケーブルから開放されることが従来のスキャナユーザーの夢で間違いないし、書類のデジタル化とクラウドからスマホでいつでも閲覧の便利さを噛み締めている層は、問答無用で「ScanSnap iX100」は凄い商品でファイナルアンサーだと思います。
とはいえ、スマホカメラでOKユーザーからして、A4一枚読み込むのに「5.2秒」って言うのは待てる時間なのかね?ドキュメントスキャナってやつはこの「読み取り速度」と「読み取った書類の綺麗さ」との戦いなんだよなぁ。
全てにおいて完璧ってのは難しいとは思うけど、スキャナとスマホと共闘の歴史の1ページ目は間違いなく「ScanSnap iX100」だと思うんですよ。はい。これなら「あってもいい」と思える始めてのスキャナだとおもうんですよ。はい。
ほしい。
文:シンタロヲフレッシュ
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