[note] コミュニケーション+少額決済の今まであったようでなかった裏路地販売的SNS
知っている人は知っているし、知らない人は徹底的に知らない。
そんな感じで「note」というwebサービスが、それなりに話題だ。
デジタルコンテンツの小額決済機能なんて、はっきりいって目新しくもないし、SNS的なフォローリフォロー機能も、なんていうか、もう、という感じで、あの人やあの人が「noteやべぇ!」と言っているのを冷ややかな視線で見ていたわけで。
少し触れた雑感でも書いたとおり、「noteにしかない何か」が手に取れない限り、未完成極まりないnoteさんには未来はないわけで、サービス開始時に群がり、やべぇー!と言っていた人たちが美味しい汁を吸いきったら、噛み終わったガムになることは、割と目に見えてしまっていて。
例えると或る層から怒られるが、Google+がまさにソレ。AKBが踊り込んでくるまでの僅かな期間保たれていた、なんとも言えない空気感の再来というか。とはいえ、曲がりなりにもGoogle+はあの大先生のサービスではないか。規模が違う。
noteのつかいっぷり
▼タンブラーによく似たUIで、写真やテキストを編集可能。
▼こっちはタンブラー。
▼文章や写真集なんかに値段をつけることが出来る。
ちなみに、文章のnoteなら課金できる部分を任意で選択出来る。ここから先有料みたいな感じで。
なので、記事自体は終わっているがノートの最後に気に入ったら「投げ銭(おひねり・寄付)」してね!みたいな使い方をしている人もいたりする。
純粋に情報を売る人、作品を売る人、いろんな小銭が飛び交っている。
▼値段設定は100-10000円。まだ10000円のノートは見たことないなぁ。
▼もちろん、無料公開もできるし、無料公開が多い。
以上が「note」での販売部分の説明。駆け足だけれども、音楽や写真(一枚でも複数枚でも)同じように値段を付けて販売可能。
コミュニケーションもとれる「note」
むしろ、ここにこそnoteがんばれよ!と思える部分がある。
例えばnoteにはそれぞれの個別ページ(個別note)があるわけだが、それぞれにnoteにコメントをつけることが出来るようになっている。
アーティストやクリエイターが公開したnoteに対してコメントでやりとりが可能となる。
Twitterでつながることよりも、より作品を通してファンとコミュニケート出来るわけで。
ここ(作品展示・販売とコミュニケーション)の部分がうまくアーティストやクリエイター、つまりは作家や音楽家にハマれば面白い感じになるはず。
noteでしか買えないレアコンテンツがバンバン出てくれば、デパート的なiTunesやAmazon、そして、路地裏で100円入れて野菜もっていけ!的な「note」っていう住み分けが成立しそうなものだ。
noteで買って、note内でファン同士のコミュニケーションに発展!とかになってくれば、ますます面白いじゃないか。販売→コミュニケーションまでの手軽さやスピーディーさ、スマートさに関しては確かにnoteにしかない体験かもしれないなぁ。
現状100円の価値があるのかないのか(ほぼない)玉石混交もいいところで、既にコンテンツをもっているプロクリエーターだけがちゃんとコンテンツを販売してコミュニケートできるnoteで頑張りたい(有名になりたい・販売したい)素人にとって指をくわえるだけのものに成り下がっている「note」だけど、可能性はちゃんと持っている。
開始2週間、これからに期待しておこうかなぁ。
みんなも宝探しゲーム(金銭的じゃなく価値のあるnote探し、あるいはnoter探し)を開始するなら今かもしれないよ。
フレッシュさん (shintarowfresh) | note
文:シンタロヲフレッシュ
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