月刊『prasm』11月号 – 籠もる

新居がとうとう完成する。
一国一城の主、とは言ったものの、権利的には完全に妻と半々なので、なんとも中途半端である。
新居の完成は実に喜ばしいんだけども、同時に、引越が鬼憂鬱。家具やらを破棄したり、本を縛ったり、アレを詰めたりコレを片付けたりと、ただでさえ日常家にいる時間が短い上に休みの日はゴロゴロしたい派の僕には引越は苦行でしかない。
人生で一番高い買い物は家、か?
妻とも何度も話をするのだけども、3回くらい建てたいよねー、と言うのが我々の見解で。

あーでもないこーでもないと土地探しからナンダカンダで丸2年くらいかかって作り上げた我が家。だけども初回でバッチリ完全に完璧な家を創るのは本当に難しい。
なんでもそうだけども、予算と満足度のバランスよ。
捨てる、減らす
希望としては3回やり直しする(予定!)の初期型一軒屋、どうせならばと家具はほとんど造り付け。新婚の頃に買った家具関係は(ほぼ)すべて捨てることになった。
IKEAで35万使ったら大変なことになった。 * prasm
大物小物関わらず、できる限りこのタイミングで理想とする暮らしを実現するべく、気に入っていないものはすべて捨てる。なんならすごく気に入って買った家具でさえも捨てるのだ、もはや怖いものはない。
気に入っていないものをしょうがなく使ことにすると、そいつが邪魔して本当に気に入っているモノを買いにくくなる。傘とかそういう感じになりやすい。
言ってしまえば、もらい物はたいてい捨てる。こうやって文字にするとこだわりが強く気取って見えちゃうのはもう仕方がない。どうせなら気に入ったモノだけで楽しく暮らしたい。けっきょくこだわると極端になるけども、極端になるコトを恐れたら理想の暮らしなんて出来ないんだきっと。
服や靴に関しても、新しいものを買うならば、古いものは捨てる。はいてないコンバースコレクションも、一定数は破棄した。
数は一定を保つ。(泣きながら)
余白を持って置き場所を設定し、そこから溢れているものはいらないもの。
元に戻せるように。
使ったものを、元会った場所に返せるように。整理された散らかっていない状況というのは、文字にするとたったのこれだけだ。
2冊の必読書で整理収納を具体的に理解して納得感のある家を建てる * prasm
整理された状態、ってやつは、そこからあぶれたイレギュラーに気がつきやすい。正直今は床にモノが散乱している状況がデフォルトになっている我が家。子供たちの整理能力も低い。そりゃあそうだ、今の家では確実にモノがあふれかえって元に戻せない。
10月の振り返り
とはえい、ものは増える。
モノの量を一定に、などとお題目を唱えるのも一瞬、ガンガンものが増えていく。苦笑い感ハンパない。
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン、発売日に楽天ブックスで買えてもうた * prasm
Apple Watch 3 (セルラーモデル) のレビュー。こんなの初めて * prasm
手乗り1インチセンサーコンデジ、DSC-RX0 のある生活 * prasm
ガジェットブログの面目躍如という感じで、カメラにレンズにスマートウォッチに、他にも新居用のアレコレを併せてクレジットカードの支払いがえげつない。
上に書いている記事の中で一番値段的に安かったニンテンドークラシックミニのインパクトが強い。
スーファミってこんなに面白かったっけ? とゲームが止まらない。
特にファイヤーエンブレムの初見殺し感よ! 育てているキャラは不意のミスで簡単に死ぬし、スマホゲームのぬるさに普段どれだけ自分が飼い慣らされているかがつぶさにわかるので、スーファミおすすめ。
Appleウォッチはとにかく地味。便利か? と言われたら便利だけども、地味。
なんにせよバンドがぜんぜん気に入ってないので、そろそろちょうどいい感じのバンドを買いたい。
ほら、また、モノが増える。

11月
正直新居にはまだ椅子がない。
テレビも買い換える予定なので、引越が終わる頃にはまだ付いてないかもしれない。
妥協せずに足りないモノを揃えるのはなかなかに骨が折れる。
そんなわけで、せっかくの新居を味わうべく、11月はおこもりなのだ。
年末年始、快適に暮らすためには、何事も初めが肝心なのである。
しかし、引越の鬼憂鬱さよ、以下ループ…。
