ランディングページ最適化編・ブログのアクセスアップを考察

タイムライン

ランディングページ最適化編・ブログのアクセスアップを考察

今回はランディングページを最適化しましょうよ編です。@shintarowfreshです。

前回の記事にてSEOについてのあれこれを書きました。

SEO編・ブログのアクセスアップを考察*frasm

検索からの流入はブログのカテゴリーとかジャンルとかで、結構変わるみたいですね。なので、運営するブログによっては検索エンジンからの流入を増やすことはそれほど重要でない方もいるかもしれません。

しかし、今回はランディングページです。前回もちょろっと触れましたが、最近はトップページからブログに訪れる方はほとんどいないと言っても過言では無いほど、入り口は個別の記事から読み始める方が多いと思います。

今回アクセスアップのためには「一人あたりの平均ページビュー」を増やすことを念頭に置いて、ランディングページを最適化する重要性をお話できたらなぁと考えてます。

「一人あたりの平均ページビュー」を増やすことと、ランディングページを最適化することにどんな関連性があるのか、これから僕の考えをつらつらと書いて行きたいと思います。

シリーズ目次

一応シリーズ物ですので、順番に読んでいただくと、話が早いかもしれません。

ランディングページってなんだろうか?

ランディングページとは -インターネット広告用語辞典-

何度も繰り返しになりますが、重要なことなので。

検索から、Twitterのつぶやきから、ブログの記事に貼られたリンクから。あなたのブログにたどり着いてくれる読者の方のほとんどは、個別の記事からがほとんどだと思います。

いろんな場所(検索やソーシャル)からまず最初にたどり着くページ、これがランディングページです。

考え方としては、「個別記事から」ブログに来てくれて当たり前。このくらいの感覚は持っていたほうがいいかもしれません。

ネットで物を売ったりしている方にとって、LPO(ランディングページの最適化)はコンバージョン率(売買成立率)をアップさせるために避けては通れない考え方です。アクセスアップを貴方が考えている場合、ランディングページを最適化するという発想はかなり重要になってくるのでは?と私は思っています。

ブログにとってランディングページを最適化するメリットとは?

メリットは2つあります。

<ol>
  • 「一人あたりの平均ページビュー」が増える
  • <li>直帰率が下がる</li></ol>
    

    この2つは基本的には連動しているので、2つに分ける必要はあまりないのですが。まあ、一応この2つです。

    シンプルに計算すると

    1000人がブログに訪問してくれている場合。

    一人が1ページだけ見て帰ると、PVは、1000です。

    コレが一人が2ページ見てくれた場合、うん、もう計算して書く必要は無いですね。

    ここまで劇的なことはまあ、まず起こりません。
    さらに言うと、最適化する方法も人それぞれと言わざるをえませんが、むしろ私はSEOのような、Google先生の心ひとつでコロコロ変わるものに対して対応するよりも、より能動的にコントロールできるLPOのほうが、長い目で見てアクセスアップに向いているかもしれないなぁと思っています。

    具体的に、ブログにおけるLPOってなんだろうか?

    考え方はいくつかありますが、推理ゲームのように、自分にあった方法を選択すると楽しいかもしれません。

    私の考え方としては

    この記事を読みに来てくれた人が、追加で読みたくなる情報ってなんだろうか?

    こういう感じになります。

    最もシンプルなLPOは「関連記事」ではないでしょうかね。

    例えば「iPhone アプリ」で検索をかけて、当ブログに来てくれた方がいるとします。

    この読者さんはまあ、まず間違いなく「iPhoneのアプリ」を探しているわけで、例えば関連記事に「iPhoneのアプリ」についての記事がたくさん出れば、もしかしたらもう1ページ読んでくれるかもしれません。

    逆に言うと、「大島優子」の関連記事が多く出てしまったら、そっとブラウザの戻るボタンを押して、検索を続けるかもしれません。

    このことから学ぶべきは、「ある情報」を必要としてブログやサイトを訪れた人には、より多くの「ある情報にまつわるもの」を提供することが可能であれば、アクセスアップも難しくは無いという事実です。
    これは「ある商品」を目的に訪れた方に、「その商品」や関連商品をうまいこと提供出来れば売上が上がるという、ECサイトにまつわるLPOのブログ版の考え方です。

    ブログでめしを食うために行っている5つのSEO | 和洋風KAI
    何度のもこの記事を引用させてもらいますが、この記事における2番めの施策。

    SEO対策その2. ブログでジャンルを絞れないならページで絞る。
    via. ブログでめしを食うために行っている5つのSEO | 和洋風KAI

    これはSEOにも効果があるかもしれませんが、むしろ、LPOに対して効果絶大であるといえるのではないでしょうか。

    マルチジャンルのブログの場合、新着記事は、いろんなカテゴリーの記事がまぜこぜで表示されてしまいます。
    いわば、「iPhoneアプリ」についての情報が欲しい人に「大島優子」や「WordPress」の改造記事はノイズ以外の何者でもない。かもしれません。
    ここで「かも」知れないとぼかすのにはわけがあります。考え方の一つという意味です。

    例えば僕は「iPhoneアプリ」にも「WordPress」にも興味があります。僕ならば、もしかしたら「iPhoneアプリ」を探しながらも魅力的な「WordPress」の記事があれば、読んでしまうかもしれないからです。

    カテゴリー毎にLPOを絞った場合、複数興味を持っている方を切り落としていることを忘れてはいけないのでは?と考える必要もあります。

    まあ、合理的に言えば、同じジャンルの記事を提供したほうが、LPOの効果は圧倒的に高いと言わざるを得ないわけですが。

    読者に次にして貰いたいことを考える

    さて、先ほどゲーム感覚で考えましょうと行ったところまで戻るわけですが、「とある記事」を読んでもらったあと、あなたはその読者さんにどうして貰いたいでしょうか??

    「とある記事」→「別の記事」ですか?

    「とある記事」→「トップページ」ですか?

    さらに言うと

    「とある記事」→「ツイッターで拡散!」ですか?

    このどれもが純粋にアクセスアップに効くことは言うまでもないですね。
    ココで「ソーシャルに拡散!」を混ぜたのは、次回への布石です。

    次の行動を取りやすくする

    これこそ、LPOの極意だと考えます。

    例えば、「とある記事」→「別の記事」への、このルートを貴方が望んでいるとします。

    その場合どうすればいいと思いますか?

    当然、関連記事やサイドバーの新着記事を、現在の記事カテゴリーに絞って表示したほうが、もう1記事読んでもらえるかもしれませんよね。

    こういう具合に、記事ごとに表示を変化させることすなわちLPOであり、アクセスアップに効果的なんです。

    関連記事等は、一番わかり易い例で、おそらく「関連記事プラグイン」を入れてない人は少ないと考えられますが、関連記事は、ほぼ全ての個別記事で、違うものが表示されているはずです。

    関連記事の精度を上げることは、そのまま超重要なLPOです。

    LPOに効くテクニック

    さて、ここまで概念としてのLPOについて長らく語ってきましたが、あなたのブログに応用する場合どうしたらいいでしょうか?

    考え方はとりあえず2つです。

    1. 記事ごとに表示する項目を変化させるために
    2. トップページと個別記事で表示させる項目を変える
    3. 個別記事の「関連記事」の精度を上げる

    カテゴリーごとの新着記事を表示することは、やや高度なカスタマイズですので、プラグインで何とか出来る範囲で便利なものをご紹介します。

    さて、繰り返しになりますが、何かを選択することは、選択しなかった方を切り捨てる行為にほかならないので、よく考えて判断してください。

    【wordpressでウィジェットを細かく設定できるプラグイン3つ】 これ3つ入れればウィジェットのカスタマイズは十分 | 今村だけがよくわかるブログ

    こちらで紹介されているプラグインを駆使すれば、トップページと個別記事とで、表示させるウィジェットを変えることが可能です。

    例えば新着記事ウィジェットはトップページにだけ表示したい。個別記事にはアクセス数の高い記事一覧を表示したい、等、細かく表示を制御できるようになります。このプラグインを知っているだけで、表示された記事やページによって、アピールしたい物を選択表示できるようになるので、LPO効果が見込めるでしょう。

    「他にこんな記事も見てます」を簡単に導入できるWordPressプラグイン〜Where did they go from here | カグア!Googleアナリティクス解説Blog

    関連記事プラグインとしては「similor posts」(2年以上アップデートされてません)や「Yet Another Related Posts Plugin」あたりが有名ですが、今回紹介する「Where did they go from here」は、タグやタイトルから関連記事をおすすめしてくれるプラグインではなくて、実際に読まれた記事をレコメンドしてくれるプラグインです。

    タグやタイトルによって推測し関連記事を出してくれるものよりも、よりダイレクトに絞り込んだ状態で「おすすめ記事」を表示してくれるので、精度は抜群だと個人的は感じています。

    さらには投稿一覧で、「次に読まれた記事」を表示してくれる機能もあります。
    2012-12-17_2311

    関連記事を表示している人は、もう一つの関連記事として、こちらの「Where did they go from here」を足せば、関連記事の中でも「より読まれたもの」を際だたせることが可能になるという寸法です。

    SEO対策!Wordpressで表示されている記事のカテゴリの人気記事をサイドバーに表示する方法 | gori.me

    よりLPOに最適化したい方は、サイドバー等をカテゴリー毎に最適化して表示する方法を色々と模索してみて欲しい。

    何度も繰り返しますが、カテゴリー縛りにすると、記事数が少ないカテゴリー等で、読み手への供給量に不足が出る可能性があることと、複数カテゴリーをまたいで読んでもらえる可能性を削るリスクを考えて行なってもらいたいと思います。

    いろいろ言って来ましたが、ブログにおけるLPOはすなわち「一人あたりの平均PVを増やす方法」または「直帰率を下げる」ことだと思っています。これがむしろ一番能動的にアクセスアップに効くとも考えています。

    しかし、「一人あたりの平均PVを増やす方法」または「直帰率を下げる」ための方法は、上記で紹介した方法だけではありません。僕なら魅力的なブログ記事を見つけた場合、トップページも見たくなります。そうです。「ブログのデザインを魅力的にすること」これだって立派なLPOだし、サイドバーの新着記事に魅力的なサムネイルを付けて、クリックしたくなるようにすることだって、立派なLPOです。

    純粋にボタンをでかくして押しやすくする、これだって立派なLPOだと考えます。

    ブログへの入り口は「トップページ」ではありません。「個別記事」にたどり着いいた方に、「次にどうしてほしいのか」、「もう1ページ読んでもらうためにはどうしたらいいのか」

    もしあなたがアクセスアップを目指している「策士」なら、どうぞ「読みに来てくれた人」を「次の行動」にうまく導く手を模索してみて欲しいです。

    こういう模索こそが、ブログ運営で最も楽しいことだと僕は思っています。

    前回も言いましたが、〇〇にこう書いてあるから、という動機よりも、「〇〇したいから」というあなた自身の動機や、あなたのブログにフィットする施策を考えて実行することこそ、楽しんで且つ効果のあるアクセスアップ術だと、思うんですよね。

    次回は、ソーシャルを巻き込むアクセスアップをつらつらと考えたいと思います。

    お時間アレばお付き合いください。

    うむ。LPOは大事だと思う。マジで。

    @shintarowfreshでした。

    文:シンタロヲフレッシュ

    一緒に読んで欲しい記事

    前の記事(Previous)
    SEO編・ブログのアクセスアップを考察
    次の記事(Next)
    ブログを始めるか迷っている人、もしくはまだブログを始めていない人に私から言いたいこと