emo森

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アイキャッチphoto:けーすけ@webledge

森はどこにある?」という記事を昔書いた。

結論から言って、森はあった。道端にあった。

46都道府県で唯一その名に森を持つ地。そりゃ森くらいあろうよ。そんな青森に行って来た。東北に行くのは初めてだった。

僕が住んでいる徳島もずいぶんと田舎でのどかなのだけども、なんというか、規模が違う。シャーペンの芯とマンモスの牙くらいは違う。

そういう形容を持ち出さないとうまくバランスをとれないほどに空が違う。

ところで何をしに青森に行ったのか、正直うまく説明できない。滞在3日で、5回くらいあったはずの食事の機会で2回がラーメンだったからだ。順当に説明すればラーメン屋をはしごしに、ということになるのだろうけども、それは本筋ではなくて。

上手に思い出せることはと言えば、いろんな人に会えたこと、

これ以上ない海鮮丼に出会えたこと、魂の何%かを十和田湖畔に置いてきたこと、たくさん笑ってみんなでたくさんシャッターを切ったこと。

趣味が合う人とネットやSNSで交流を持って繋がることが出来る。そんな表記を懐疑的に眺めているような暗く捻くれた僕の人生だが、いや、マジだった。SNSやブログで趣味が合う友達は出来る。

大人になってから出来た友達は尊い。

RAWデータを現像してブログを3000文字書くまでが青森

まず今回の青森旅行で驚いたことが3つある。

  • 写真をとるだけの時間があること
  • 自分が映っている写真があること
  • また行きたいな、と自然に思えたこと

それなりの写真機材を全員が持っているもはや取材に近いフォトウォークタイプの旅行は、純粋に写真を撮る時間が存在する。

あ、ここよくね?で車を止め、日没でライトがなくなるよ?と全力でダッシュする。

とくに会話をするでもなく、お互いがおもうさまシャッターを切る。

誰かを待たせている焦りや懸念、子供の機嫌をとる必要もなく、普段はギャッとかけている心のサイドブレーキを外して、気持ちの良い空の下でバリバリフルスロットルで写真を撮る。

申し分のない被写体が用意されているこのシチュエーション。2重の意味での晴れやかさ。

趣味の時間をただただ共有することのなんと気分爽快なことか。

家族で行くタイプの旅行では自分だけがカメラマンで、思い出の一枚を、とプレッシャーもある。けども、写欲を満たす旅行ならば誰かが撮ってるでしょ?という気楽な1人フォトプレー is 楽ぅー。

からの集合写真のダイナミズムッ。

カメラマンしかいない旅行の場合、自分の写真が見られるのも嬉しい。

いや言うて家族旅行の場合、自分の写真は本当に少ない。各スポットで1枚あれば御の字で。カメラマンが自分である以上仕方ないんだけども、360°カメラとドローンを持っていかないと自分が写れないのが当たり前で。

だからこんなに自分が写っているのが変な感じで。変な感じだけどもさ、笑ってるやん。楽しかったんだ。自分が楽しかったであろうことが自分で目視できるのはわかりやすく心にクルものがある。

奴はとんでもないものを盗んで行きました

prasmの熱心な読者諸兄は、僕が何かとキャンプに熱を上げていることをご存じかと思う。

いうて今回の青森も「キャンプ」それも「湖畔キャンプ」の誘い文句がなければさすがに行かなかっただろう。その前週に東京に行ってるし。

そうだ、仕方がない。キャンプならば、湖畔キャンプならば仕方がない。

それくらい価値のある体験だった。目をつぶれば思い出せるほどに湖畔だった。あの湖畔に魂の何%かはうっかり置いてきた。

魂を抜かれた……とはこのことか、湖畔はとんでもないものを盗んでいった。

出会いこそ

青森の人は優しい。と、分母を拡げることが失礼にあたるくらい、キャンプをご一緒した現地の人たちが天才的に素敵で。

最終的に和田の「」になっちゃうくらい素敵で。

十和田メディア研究部 第1回|情報発信の基礎を学ぶ。好きを追及して収益化する方法【イベントレポ】

縁とは不思議なものだなぁとクラクラする。いろんな縁で十和田に滞在できたんだから、まずは誘ってくれたりいろいろと手配をしてくれた株ド(インフルエンサー/ブログマーケティングサービス「drip」)に感謝。

年長者っぽい感じ何一つでてなくて、ごめんな。

あ、今現在dripがやっているクラファンの財布…

僕らがほしい、キャッシュレス時代の理想の財布「PRESSo(プレッソ)」 | クラウドファンディング – Makuake(マクアケ)

これ実物見せてもらったけど、かなりよかった。さっき見たらMakuake で 1586% だった(笑)

僕は水に強い方の「piqué(ピケ)」ライトブラウンをひとつおさえてる。

【クラウドファンディング開始!】読者の声を踏まえた”セカンド”ラインも。#僕たちの財布 vol.4

チルく長い祭り

火と音楽があった。

後述する絶対うまい「平目の漬け丼」を食べるが為に十和田から八戸に脚を伸ばしたばっかりに、肝心要のキャンプ地「宇樽部キャンプ場」に着いた頃には日没で足下も見えないほどに真っ暗だった。でも関係なかった。

たき火の前の炭おこし。photo:けーすけ@webledge

多めに買った薪を燃やし尽くすまでおよそ6時間。体の芯まで容赦なく冷やす10月の青森の風、遠く遠くに揺れる水面、そこにうまいご飯とたき火と音楽があった。

夜の屋外でチルしたいあなたにバツグンのプレイリストを作りました | このピザあなたと半分こ

レンタルしたBBQ台も焚き火台も“ユニフレーム”で、さすが超本格的な「宇樽部キャンプ場」完璧にわかっているセッティングだ、抜かりはない。

だから暗いことは問題じゃなかった。むしろ星が綺麗だった。

「チルい」という3文字では絶対に納まらないほどに、むしろ高揚し、食べ、飲み、話す行程を全力全開で展開していた。時間の価値が純度を増せば増すほどにチルんでいる場合ではないことを全員が肌で理解していた。

どこで見ても星は同じはずなのに、星はいつもよりもギュッと身を寄せ合い綺麗だった。

状況を遠くから見守っている誰かの目には、肉眼で確認できるチルの中で最上だったに違いない。

当初の予想を超える東北の秋の寒さにビビってユニクロに駆け込んだのは英断だった。

100回食べて100回うまい海鮮丼

この世の中には見た瞬間にうまいと感じざるを得ない類いの食べ物があって。

これがそう。

平目漬丼。これでもか!と乗りに乗った平目。黄身だけ乗せる濃厚さが嬉しい。

【青森 八戸】行列のできる海鮮丼屋、みなと食堂。 |

しかし、書くだけ野暮。思っている以上の味。煎餅汁をつけても2,000円にぜんぜん届かないヘブン。

みなと食堂 (みなとしょくどう) – 本八戸/海鮮丼 [食べログ]

舌で感じる青森

米がビビるほどうまい。

今から青森に行く人に何かのアドバイスを贈れるとしたなら、新鮮な肉と新鮮なニンニクを新鮮な源たれで炒め、新鮮な米の上にオンして全てを口の中で渾然一体にするフルーティーなハピネスを忘れずに体験して欲しい。何を賭しても体験して欲しい。米を主食としてではなく、スイーツとして楽しんで欲しい。

わかる。それでわかる。

食べてもらえれば、僕がウケを狙っているのかマジなのかがわかる。

キャンプ前日談・後日談・温泉のくだり

実はまだあって。まだまだあって。

盛りだくさんの青森3デイズに温泉もジョインしてくる。宿泊してた施設にも温泉があり、キャンプが明けた朝にも温泉がある。

みどりの天然温泉 新屋温泉

温泉もあるし、焼肉もある。

焼肉からのライブ配信もあったりする。

#driptrip青森 よりも滞在期間が長く、違ったクリエイションを発揮している「#勝手に十和田暮らし」のメンバー。

普段会えない人とだけ、なぜだか十和田で会えちゃう、不思議な不思議な道行き。

順序はメチャクチャだけども、これが僕のおよそザッとした青森旅行3日間で。ちょっと端折ってこの有様で。

子供の面倒をみてくれた妻に、二つ返事で送り出してくれた妻に最大限の感謝を込めて記事を締める。

以下蛇足。

車中 – #driptrip青森 におけるアウトロ

思えば今回の旅行で同行した僕以外のメンバーは20代後半で(ちなみに僕だけ40手前)。それくらいのときに自分はバンドのメンバーとして(楽器を弾かないメンバーとして)ハイエースに機材を積んで高速道路をひた走りいろんな場所へライブしに行ったよなぁと懐かしく思い出される。

今回の青森旅行も車中に最高にどうでもいいことをどうでもいい感じでどうでもよく話した。たしかピザがちょうど良い音楽をかけていた。

アイスを食べるピザ。表記がややこしい。photo:けーすけ@webledge

どうでもいい話の中に、将来のこと、これからのこと、たくさんの煌めきがあったような気もする。

あのときバンド機材車の後部座席に座っていた僕と、十和田湖畔を走っていた僕はなにも変わってないんじゃないだろうか。それがいいのか悪いのかわからないけども。10年以上の時間を飛び越えて、視覚聴覚情報は面白いほどに酷似していた。

どこへゆくのかも重要だけども、誰と行くのかはもっと重要で。あの濃密なコミュニケーションこそが宝物。

そんなバンドメンバーとは再来週にUSJに行く。

学生時代からの友達もなにかと尊い。

もう、友達は尊い。

 

記事の中で写真を借りたwebledge(ウェブレッジ)のけーすけ君は、先日Yahooを退社して独立し、今はフリーランスで。写真も上手だし記事広告もゴリッゴリにいけるので、貴社の商品やサービスのPRの歳に是非お声がけ頂きたい。

会社を辞めました。勇気を持って、次のステージへ。

文:シンタロヲフレッシュ

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