ほんとうに欲しいもの
Tune my true wants.
昨日こんなツイートをしました。
親父がカメラ好きだと子供もある程度は同じになるかな?と思ってたけども。シャッター(写真撮れないおもちゃのカメラ)切りまくった後に何らかの写りを確認するところまで完コピでめちゃ見られてるやん!と襟を正す朝。(もう遅い)おはようございます。 pic.twitter.com/WmrbySp6pc
— prasm👨🎤シンタロヲフレッシュ (@shintarowfresh) 2018年3月14日
神戸アンパンマンミュージアムの入館のときにもらったこのカメラ型のおもちゃ。
偽物のカメラやけども、弊息子がデジカメで写真撮る時にセットになる「撮影後のモニターでの確認」までをエアーでやってて震えた僕の気持ちをツイートしたんですけどね。
カメラ好きのパパとしてそりゃこういうの嬉しいんでね、そんなにカメラが好きなんだったらよーしとうちゃん、カメラ買ってやる! と子供でも使えるタイプのカメラを探したんですよ。
でもまあ、実際に探してみると、条件を満たす機種ってあんまりないんですよ。うーん、あんまり、っていうかないんですよ。
- 幼児でも手に馴染むサイズ
- 大きなファインダーを通して額縁を確認出来ること
条件といえばこういう感じなんだけど。
ウチの息子にいたっては欲しいのはカメラでも写真でもなくて、ただとーちゃんと同じようにカメラを構える仕草だったりして、「ホームセンターにドリルを買いに来た客」みたいな広いくくりじゃなくて、結局あなたが欲しいのは何?って話から始めなきゃなと思う意味においてやはりよい教訓的エピソード。
— prasm👨🎤シンタロヲフレッシュ (@shintarowfresh) 2018年3月15日
うちの息子は別にカメラが欲しいわけでも写真が欲しいわけでもないのよね。じっさい。
かれの本当のウォンツである、「とーちゃんの仕草を(ある程度高い精度で)真似る」を満たすことをアンパンマンおもちゃカメラ以上に満たすことって、実はとっても難しいよなぁと。
こうなってくると、このおもちゃカメラ、ものすごくよく出来るんですよ。
正直、アンパンマンミュージアムに入るときに、なんでこんなのをオマケでくれるんだ?? と疑問符しかなったンですけども。
館に入った後に親たちはカメラを構え、自分の子たちをバシャバシャ撮りますわなぁ。そういうのを子供たちが見て、そのままマネ出来る寸法で。
のぞきやすいファインダー、もちやすいサイズ、シャッターを押したときのギミック。
振ったら音がするガラガラのファンクションもある! あと首からかけられるストラップ。
これ、思いついたやつも作ったやつも、確実に天才やな、と。
ノウハウを知りたい人よりも、ノウハウを教えたい人の方が多いような「テンプレ的な解決策っぽいもの」の溢れる世界に我々はビーゼアしているわけですが、知識も大事だけどさ、時代に即して自分の頭で考えようなにシンプルに帰結するんだなぁ。
ということを朝に写真を写し、昼過ぎに考えておりました。
とーちゃんは君の写真が撮りたいのに、君ときたらとーちゃんの横でアンパンマンのカメラ構えるんだもんなぁ。
ぼくも撮りたい、って言って。
この幸せなジレンマ。
文:シンタロヲフレッシュ
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