モンド・グロッソの『何度でも新しく生まれる』がやたらよい
やったらよい。
なんというか、謝りたい。MONDO GROSSOって言ったらなんかハウスっぽいオシャレっぽいあれでしょ、とザッピングしてちゃんと楽曲を聴いてこなかったんだけども、もう謝りたい。ごめん。
というのも、14年ぶりのアルバム『何度でも新しく生まれる』がやたらいい。ちょうどいい。
もちろんキラーチューンはと言えば満島ひかりボーカルの「ラビリンス」だろうとまっさきに思いがちだけども、真打ちは「惑星タントラ」だったりする。
惑星タントラに関しては歌詞がやくしまるえつこでもうソレっぽい味付けになってもうてるけども、楽曲の大人っぽさと良く言えば初々しく悪く言えばヘタウマな乃木坂の人の感じが妙にハマって癖になる。
いや最終の11曲目「応答せよ」でやくしまるえつこも登場してるけども、いつもの感じで、うん、という感じ。
アルバム全体を通しても歌い手も作り手も豪華で、それでいてちゃんとまとまりを感じる作品になっているからニヤリとさせる。通して聞いて、ランダムで聞いて、また通して聞く感じ。
ハウスやらテクノやらエレクトロニカやらそういう感じの電子系の音楽は元気ロケット、Q;indiviでもう充分摂取できている気になっていたけども、collaborationやfeaturing、lovesもまだまだ面白いなと、邦楽全然面白いなと感じられてなんなら今年ベスとな一枚になる予感、ある。いやまあそんなにCD聞いてないけども、AppleMusicやけども。
perfumeや最近のねごとみたいなピッコリピコピコじゃなくて、デューンシュワシュワ系もよく沁みる。
YUKIのJOYとか、くるりのワールズエンド・スーパーノヴァに近いチルでドープな潜水艦的水面下な世界観に浸れるんで夜コーヒーグビグビいきながらどうぞ。
文:シンタロヲフレッシュ
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