誰でも完璧な写真が撮れるカメラやったわ、THETAって。
写真において構図を軽んじる人っていないと思うんですが。
レタッチが誰でも出来るようになって、ある程度ならば後処理で露出や構図もどうにでも出来るようにはなりました。
それでもそもそも「写ってないもの」に関してはどうしようもなかったでしょ?(合成って手は置いておいて)
で、THETAってやつは、これはかなりの割合で構図フリーなんですよ。もちろん360°カメラだって厳密には構図(カメラの位置や向き)は重要なんだけども、THETAに関しては失敗写真の定義は被写体ブレだけになりました。(それだって面白い写真ではあるからスゴイ)
構図も何も、だって、撮ってる本人が写っちゃうんだから!ボタン一発で!
360°とか、性能上がったとかカタログ的なやつとは切り離して「パパカム・ファミリーカム」として、かなり満足です。
ボタン一発で「全部」写る
つまり、撮影者も写る。これねー、家族写真の救世主ですよ。
パパがお気に入りのカメラでパシャパシャすると、家族の綺麗な写真は確かに増えていくんだけど、撮ってる人の写真がまー、ないんだ。当たり前なんですけど。
家族みんな写る
対象を正確に切り取るいわゆる写真も僕は好きなんですけど、「家族みんな」の成長の記録が残ってないことが不満っちゃー不満でした。
夫婦間でカメラの知識やこだわりに温度差がある場合、写っている写真の数が圧倒的に偏るんだ。
恋人とならば自撮りで対応出来るけど、ちびっ子がいると無理。
例えば妻と二人なら、我々だけでそれなりの写真を残すことも出来なくはないと思うんだけども。ちびっ子が増えるともう、お手上げ。
お出かけ先でいちいち三脚立てて、一眼据えて、構図とフォーカス決めて、リモコンでって、無理。考えられない。
旅先でそこら辺にいる人にカメラ渡して、ちゃんとした写真が上がってきたことのない僕としては(正直頼むところから気を遣うし、カメラの操作の説明をするのがだるい)自分が写る写真を完璧に諦めてるんです。
まあ、なんというか、誰でも綺麗な写真が撮れるスマホって、すごいと思う。僕が写ってる写真といえば妻のiPhone撮影なので。
ところがTHETAならば確実に全員写ルンですよ。家族として撮影者も。
ノーファインダーで、子どもでも使える
わろてる。 – Spherical Image – RICOH THETA
これがまあスゴイ。2歳児でも使えます。さらには、2歳児の方が面白い写真になるから不思議。
どうやって、どんな向きでも、ボタンさえ押してくれればそれなりにちゃんと写ります。
精密機械なんで思いっきり地面にたたきつけられたら壊れるでしょうけども(レンズもむき出しだし)、物理ボタンをポチッとするだけの簡単操作なのでユニバーサル極まりない。
子どもでもいけるってことは、おそらくおじいちゃんおばあちゃんでもいけるだろうし、カメラにほぼ興味のない妻でも使えます。
レンズを向けられるとなんか緊張しちゃってちゃんと写ろうとしない娘自体にカメラを持たせて撮影出来るこの画期的さ!
思い出をその空間ごと保管できるんだ
360°動画がまたすごいんだけども、とりあえずスチルカメラとして、いつでもカバンに放り込んでおきたい出来る子でした。
子どもや家族と自分が一緒に写っている写真、うむ、とてもよい。
ちょっといいコンデジ買える値段ではあるけども、良い買い物でした。
文:シンタロヲフレッシュ
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THETA S
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