「おもいでばこ」は20年で元を取ればいいガジェット
写真を撮るのが結構好きなんですが、撮った写真を見る機会がほぼありません。
より正確に言えばありませんでした。かつて。
併せて、家のパソコンに撮りためたデータをせっせとバックアップしているんですが、見返すこともない上に、パソコンを買い換えたり、壊れたりしたときに、膨大な写真データをこの先ちゃんと守っていけるのか? 正直不安です。
ライフログや家庭ログの基本の写真。
基本だけに、なんとなく納得感のないふわっとした運用しか出来てませんでしたが、それも終わりそうです。
この度バッファローさんに「おもいでばこ」を一つお借りしていろいろと触らせて頂いたので、ちょっと思うことろを書きます。
ふわっとした写真管理の問題点
大きく言って
- 撮るのは好きだけど、撮ったあと現像したり見返したりしない
- ファイルの管理がずさんで、いつか大事な写真を無くさないか、不安
この二つじゃないかと思う。
写真データのバックアップは、解像度にこだわらないのであれば、google+の写真が最強だと思う。
クラウドにはバックアップはあるのだけども、手元のデータをどうやって管理補完継承していくのか、これはまあまあ問題で。
ぶっちゃけかさばるけども「写真として現像する」ってのが実は堅いのか?(再入力してデータ化できるし)とかいろいろと考えるけど、写真撮って都度現像って、まあ、不可能ですよ。
娘の結婚式のスライドショーまで写真をちゃんと持たせることが出来るのか?
娘が結婚する未来に結婚式でスライドショーしてるのかははなはだ疑問ではあるのだけども、それでも、生まれてから成長する様を写真や映像でちゃんと残してあげたいと、わりと真剣には思っている。
↑コレとか使って欲しい。
さて、上で上げた
- 撮るのは好きだけど、撮ったあと現像したり見返したりしない
- ファイルの管理がずさんで、いつか大事な写真を無くさないか、不安
- おもいでばこ内の写真のバックアップの体制も用意されている
これらの問題点だけども、「おもいでばこ」であっさりと解決するわけでです。
このへんで「おもいでばこ」とはなんなのか?
おもいでばこは
- 写真がテレビで見られるようになる(デジタルフォトアルバム)
- 写真データは本体に保存(取り込み方法も複数あり、どれも簡単)
写真を「見る機会」を増やし、写真の管理や保管の不安を取り除く、便利アイテムです。
さらに言えば、フォトアルバムとしての機能も洗練されているわけです。
操作性とか、閲覧性もさることながら、もっといえば、もっと写真が楽しくなる仕組み(1年前の写真を見られたり、記念日で写真をまとめたり)もしっかりと組み込まれています。
こうなってくれば、「写真も見られるフォトストレージ」ではなくて、「楽しく写真を見る機械(取り込みやバックアップも簡単)」という、正直「使わないとちょっと良さが伝わりにくいジャンルの商品」だと言えます。
そのくらい、フォトアルバムとしての機能が、かなりよく出来ていて、おもいでばこを使うまでは「ビューワーの延長」くらいにしか考えてなかった僕は結構な衝撃を受けました。
おもいでばこ高すぎる問題
正直、値段は高いです。
でもなんというか、これって便利と安全のお金なので、高くてもしかたないかなと思ってます。
音楽好きな人がハイレゾ機器にお金突っ込むのと一緒だったり、テレビの全チャンネル録画機器がけっこう高かったりするのと一緒で、「価値がわかる人」だったり、「便利を享受できる人」以外には必要のない機器の部類かなぁと。
写真はスマホでしか撮りません、みたいな人だと、正直値段なりの価値は得られないかもしれません。
ただ、自分のようにカメラ機材にそこそこお金をかける人は「おもいでばこ」があると写真の満足度は跳ね上がります。
お出かけして、写真を撮って、家に帰ってきたらざっくり写真を選んで、専用のアプリでちょいと「おもいでばこ」へ。
早ければ10分のこの作業で家族みんなでその日の思い出を振り返ることが出来る。これねー、やっぱり、写真は見ないとダメだなって痛感する。撮って終わりじゃもったいない。かといって現像するのは時間もお金もかかる。
もちろんノートパソコンと映像ケーブルやchromeキャスト的な奴があれば同じ事が出来るでしょうけど、wi-fiで繋がっているおもいでばこへのアプリ経由の転送は楽です。
この隙間というか、「みんなで見たい」をガチッと埋めてくれるところがいいんです。テレビってモニターとして結構優秀なんで写真も綺麗に見えますよ。
「おもいでばこ」なら取り込んだばっかりの写真をボタン一発でスライドショー出来ます。
お値段は張る。とはいえ、写真の保管場所として完璧
本体とは別に、ハードディスクを繋いで、おもいでばこのバックアップのシステムを組むことが出来ます。
バッファローダイレクト/TV関連 | ビデオプレーヤー/フォトフレーム | おもいでばこ ■ PD-BK2TB
家族の写真を安心に守りつつ蓄積するんですから、このくらいのシステムが組めなければ心配ですもんね。
「閲覧」&「バックアップ」として、隙のないシステム、これがおもいでばこです。
写真の取り込みが、また、死ぬほど楽
ハードウエアとして割と隙のない「おもいでばこ」ですが、これで取り込みが面倒なら当然使わなくなります。
SDカードまるまる保存派
ならば、おもいでばこ本体にカードをぶっさしてボタン一発で取り込み終了。前回取り込んだ重複分は取り込まず新しいものだけ差分で取り込む賢い仕様
それなりに選んで取り込みたい派
macならApp storeに専用アプリがあります。
Winでももちろん、専用のアプリケーションがあります。
とりこむ−おもいでばこにできること|おもいでばこ
リモコン機能も兼ね備えたiPhoneアプリもよく出来てて、簡単に使えます。
macにSDカード挿して、写真を適当に選んで、アプリ立ち上げて、カードの中の写真をドラッグドロップで「おもいでばこ」に放り込めるの本当に楽。
ローカルに保存しなくていいのがたまらない。
ここに来てまさかの開封のアレ
箱です。
箱がけっこう洒落ているんで、プレゼントとしてもいい感じですね。
箱の中身はこんな感じ。HDMIのケーブルが付属されているの地味に嬉しいですよね。さらにはリモコン用の電池までついてて、ほんと至れり尽くせり。
mac miniくらいのサイズ感。筐体のデザインがかわいいです。
リモコンがこれまたかわいすぎて、娘がおもちゃと間違えて離しません。バッファローさんの思うつぼです。
テレビ脇でスタンバイ。テレビ台が汚されてるのはもう、しかたない(笑)
こんな顔されたら、しゃーない(笑)
初期設定まで
iPhoneやパソコンからの写真取り込みにwi-fiを利用するので、繋ぎます。
前にレビュー用に使わせてもらった「愛情ルータ」なら簡単。さすが同社の製品(笑)
普段からwi-fiにつなぎ慣れている人なら迷うことなくつなげると思います。
カメラ機材の延長として、これ、あると嬉しい
写真が好きな人ならば、写真をちゃんと保管したい、気軽に閲覧したいってまあ思うと思います。
Googleフォトやflickerを僕もつかってますけども、こういうクラウドとは使用感や閲覧性が段違いです。また、写真を選定する際に、ざっくりと残したいものは「おもいでばこ」、作品として残したいなら「flicker」みたいな流れも作れるので、写真を選ぶって行為が無駄にならずに、家族も楽しめて捗ります。
文章で伝えるのがまあまあ難しいのですが、みんなでテレビで写真を見るって、エンタメとしてかなり上質な時間です。
ちゃんと自分の写真を見る行為で写真の腕も鍛えられるというものです。
ほんと、写真が好きならあると助かるガジェットですよ。
あー、ほんと、娘の結婚式の写真選定に混ぜてくれないかな−。これからも家族の写真の閲覧管理は「おもいでばこ」にお任せです。
文:シンタロヲフレッシュ
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