アナログ魂を忘れてはいけない。普通にアナログで綺麗な「Mount July」
つい先日Photoshopの記事を書きましたが。
こういう記事を書く度に、なんというか、反動というか、「アナログ」を忘れてはいけないなぁと思うんですよね。
私の友人に昔小さな頃、お菓子の箱に印刷されたお菓子の写真をはさみで切り抜いて、切り抜いたお菓子を並べ、どの角度から見るとより本物らしく見えるかずっと検証していた奴がいまして。そいつは成長してかなりのphotoshop使いになりましたけどね。
かくいう僕も、折り紙やら、工作やら、なんだかんだで手を動かすのが好きな子供だったよなぁ。とふと思い出すわけです。
こういうバックボーンというか、原体験というか、そういうモノの影響って相当受けているはずなのに、いつの間にか忘れちゃうんですよね。まあ、忘れた頃に再発見できたりして、それはそれとして嬉しいんだけれども。
実際問題、
photoship フィルタ アクション – Google 検索
こんな感じで検索をかけるだけでデジタル的に加工を施すノウハウは腐るほどヒットするわけで。
僕も僕で、写真に関しては、白飛び過ぎない写真でピントさえ合っていれば、後加工でどうにでもなると本気で思っているわけで。
こんな僕では撮影時、ライティングや、露出等、撮影自体の腕は全く上がりません。
絵が描ける人、綺麗な写真が撮れる人、靴が作れる人、服が作れる人、そういう手を動かして人を感動させられる人にとてもあこがれを感じます。
よくよく考えれば、こんなにパソコンが大好きな僕が長い間演劇に熱中していたのは、こういうデジタル人間的な部分への反抗なのか、それはそもそもアナログ畑な僕なのか。
Mount July: Color Splashed Camera Filters by Olivia Vagelos and Martin Bush — Kickstarter
Kickstarter
旅先の写真の写りって、ほんとに一期一会なんだよね。もしかしたらその旅先には二度と足を踏み入れないかも知れないからね。
露出や構図、傾きや色味は直せても、底に映っているモノ自体は、その瞬間の出会いの産物な訳で、もう一度フィルムカメラを初めて持ったときのような、何が映るんだ!?っていうどきどきを再発見してもいいかもしれない。
実に綺麗な色味やン。
フィルター一発でこんな感じになるンかぁ。欲しいなぁ。
文:シンタロヲフレッシュ
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